2004年09月05日(日) |
中野孝次・編『清貧の生きかた』ちくま文庫 |
中野孝次・編『清貧の生きかた』はアンソロジーである。誰のどういう文章を選んだかに興味が移る。 水上勉、坂村真民、小崎登明、高橋延清、志村ふくみ、幸田文、今西錦司、山尾三省、吉野せい、空中斎光甫、鴨長明、吉田兼好、解良栄重、三木卓、安岡章太郎、鈴木大拙、中村達也の十七人の文章が収めてある。 幸田文は『崩れ』の文章である。 他の方の文章の出典はもちろん巻末に記載あり、だがそれはまた徐々に後日。 巻末の解説は、松下竜一。題は「清貧には遠いビンボーながら」であった。 ちくま文庫、1997年1月23日第1刷発行。
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