朝、坂田さんからメールが入る。
(佐藤さんが話をしてくれるって)
ハ?何をよ?
出勤して坂田さんに『坂田さん、Sさんの話って何です?』
坂田『えー、だってアンさんSさんに聞きたかったんじゃろう?昨日メールに
書いてたじゃ』
絶句
もしかして・・・(Sさん、私が辞めたらいいと思ってるのかなぁ?)のアレ?
言ったのかっ。
ここまでアホとは思わなかった・・・。
私『私、別にSさんに聞きたかった訳じゃないんだけど。坂田さんの意見を
聞きたかったんだけど』
坂田『まぁ・・・自分で聞いてっ』とシマッタって感じで去った。
心の中で もう辞めるって決めてるからいいや、どうでも、と思いながらも
情けない人だなぁ・・・と思った。
出勤してきた木本と須永さんに この事をおもしろおかしく話した。
『ホント、坂田さんにはビックリしちゃうよね〜』
二人ともビックリしてた。決意してなかったらショックもいいとこよ。ホンマ。
私が明るく言ってたので、向うで照れくさそうにしてたけど違うってば。ハー
Sさんと話してて、とりあえず向うの話を聞いてやろうと思って。
『門田さんが辞めて新しい人を入れようと思ったんですが又同じ事があったら
いけないと思って今の人をフルにしました』
同じ事・・・?ブチッ
やっぱり、私がいじめてる、って思ってんでしょ。どーでもいいけど。
一通り話Sさんの話が終わって。
自分の名誉の為に私は花本さんの事などをどうしても言いたかった。
岡田さんから聞いたんですけど・・・に始まって・・・。
そしたら急に顔が真っ赤になって、興奮して 私は目が点
『岡田が嘘を言ってるのかアンさんが嘘を言ってるのかわからないが、そんな事 を詮索されたんじゃ困る。岡田は遅番だから後で聞いてみるがドーノコーノ』
興奮したSさんを内心軽蔑しつつ、(この人、狂ってるのかなぁ?)なんて
思って眺めてた。
嘘じゃないもーん。木本からも聞いたし。
アンタこそ忘れたんじゃないの?と思いつつ。ヤッパ白痴だと思った。
Sさんが落ち着いて他の話題になったとこで
『私、辞めますニッコリ』
言った瞬間、Sさんの顔を見ながらつい『嬉しい?』って聞きそうになった。
『門田さんが辞めたから辞める訳じゃないですからねっ』と言った。キッカケにはなっ
たけどね。
門田の事も
『私は正論を彼女に言ってきました。でも、正論で追い詰めて逃げ場を作って
あげなかったのも事実です。今回の事はいい勉強になりました。』と言った。
でも、反省なんかしてないんだよーだ。
だって、元々 人を追い詰める人間じゃないんだもん。
門田だったからしたんだし。する要素がおもちゃ箱の様に詰まった人間だったんだ
もん。
又、荷物が返ってきてるなぁ・・・と思いつつも 私今まで一生懸命してコレなんだ
から、この時期が落ち着くまで、って会社の事を思わなくてもいいよね、って
思った。残りの二人のパートにはしばらく大変な思いをさせてしまうけども。
坂田さんが何とかするさ。
退職は今週末。凄く短くて非常識なのはわかってるけども、キリのいい月末まで、と
も思ったけど・・・
後で坂田さんにも言った。
『順番が逆になってすみません。金曜で辞めます。ニッコリ』
Sさんから連絡が来てたみたいで
『入力は僕がやろうと思ったんだけど・・・ゴニョゴニョ』
もう、どうだっていいんだって。
木本と須永さんには木曜まで言わないで欲しい、と言った。
きっと動揺するから、新しい仕事を覚えるのに集中させてあげたいから。
動揺せんと笑ったらソレはソレで悲しいわぁ。
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