カラオケなんてとても歌う気分じゃない。
だから、中井さんに言った。
『どうしてそんな態度をとるの?』
私が発言したとき、ケンカになると思ったのか他の人が止めた。
『私は中井さんとこれからもわだかまりなく付き合いたいから聞きたいの』
中井さんは『なんで遅れてきたん?時間は決まっとるのに』
私 『××の辺りが渋滞だったんよ』
中井『夕方なんじゃけぇ混むのわかっとるじゃろ!早めに向うを出るべきじゃない
ん?』
私 『何回も謝ったじゃない。開き直る訳じゃないけど謝ってダメなら
土下座すればいいん?遅れたことに対してそんなに言われても困るよ。』
中井『そういう訳じゃないけど』
私 『前に☆くんが飲み会を忘れて1時間遅れたけどあの時だって
誰も怒ったりしてなかったじゃない。仕方ないねぇって笑ってたじゃ』
他の人が、『アンさんは何回も電話してきてたじゃない。』と言った。
皆もそうそう、と同意。
観念したのか?中井さんは言った。
『ヤキモチだった。』
『私は子どもじゃけぇ感情を抑える事ができんの!!』
皆は、ビックリしていろいろ言ってた。
皆の前で目標を達成したらピアスを買う、って決めた事だし
二人でコソコソしてた訳じゃないのに そんなんでヤキモチやくのはおかしいよ〜
って。
だけど、皆さん 『でも中井さんも可愛いとこあるねぇ〜』
『あんな中井さん初めて見た』
『今度、☆さんにどこか連れて行ってもらいんさい』なんて言ってたけれど
私から見たら冗談じゃないわぃ!って思った。
楽しみにしてた飲み会が中井さんの態度で空気がおかしくて
50過ぎて、15以上も年の離れた私に
『私は子どもじゃけぇ感情が抑えれん』なんて言うなよっ!と思った。
どんなにモンペが似合う風貌でも、いくつになっても
女は女なんだな、と つくづく思った。
中井さんは☆くんに恋してるとかじゃなくて
独占欲?に近い物があるんだと思う。
そこで、一旦は丸く収まったかの様に見えた私たち・・・
続く
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