今日もよくダレてます
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繰り返す思い

2005年02月08日(火)
怒りという感情をすぐに押し込めてしまう癖がなかなかとけなくて
バカダナアと思いつつも、その時に感情を出してしまえばいいのに
ごくっと飲み込んでしまうから、いけないんだな、と、思った。
それに私は自分の要望を言えない。甘えられない。

なんでもいいので、その時々でいくらか発散してしまえば
こんなことにはならなかったのかもしれないなあ。と。

何年も前の結婚生活でやってきたこと
元旦那に合わせてきたことは
その時々に怒ればよかったのに、甘えればよかったのに
その頃の私は自分がだめなのだ、もっと向上しなければと
そんな風に感じていたし、自信もなかった。

例えば、旦那の着るものの全てを管理し
そこで、見逃してしまい、ボタンが外れかかっていた
それだけで、激怒され、かといって、洗濯したい彼のワイシャツは
すみませんが、洗濯させていただけませんか。
こんなスタイルだった。
もちろん、ワイシャツは自分でアイロンをかけたし
そのノリの具合でも、いろいろ注文をつけられた。

出かけるにしても、万が一のことを考えて
お天気や急な怪我、病気にも全て対応できるべく準備をしないと
彼は満足せず、それが当たり前であった。
それをこなしても、家計でも口を出し、少しずつ貯めたお金も
彼から何かと理由をつけてもっていかれた。

今月はガス代が高いのはなぜかと激怒され
冬なのでお風呂が沸くまで時間がかかるから当然なのだけど
それを言っても彼は満足せず
家事が終わり、寝る前に、私は独りで冷たいお湯に入っていた。

お前はバカだから。
それが彼の口癖で、私は本当に自分がバカなのかもしれないと思った。
バカにやらせておけないということで
貯蓄関係は彼の担当となり、私はお金のことでもめるのが嫌で
従ったが、結局それはおれの貯蓄ということで離婚時に全て持っていかれた。

怒りについて書けば、本当にいろいろと出てくる。

私がまだ若い頃、生理になった時、ちょうど彼の実家にいたのだが
なんだかよくわからないが、ほんの数分もかからないうちに
大量の血が流れ出て困ってしまった。
下着どころではない、座布団まで血に染まってしまい
私は自分の体の変化に驚き、動けず、彼に助けを求めた。

その時、彼はこう言ったのだ。

家が汚れる。お前のせいだ。生理なのに、なぜそんなことをすると。

私は自分の体がどうにかなってしまったかととても怖かった。
けれど、彼が大事なのは、汚れるかどうか、のほうだった。

家計は楽ではなかったが、それは、私のやり繰りが悪いからで
どうしても、予算配分しているだけで足りないことが分かりきっているから
私は自分も働く道を選択した。
彼は、こう言った。働かせてやるが、家庭内に支障のないように。
残業をしただけで、荒れ狂い、激怒された。
仕事とは、こういうものです。と、言っても、彼には通じなかった。

そうして、私は働かせてもらっているという位置づけになった。
そして、得たお金は生活費へと消えて行き、それを見込んで
彼は自分のお金を出さなくなった。

電話が大嫌いで、電話が鳴るだけで、物に当り散らし
その電話が実の親かからでも、彼は出ることはなく
私が対応している間も、後ろから怒鳴られていた。

私は彼の親と自分の親と、彼との間をとりもつハメになった。

今でも私は、電話が怖い。

会社関係の付き合いでも、飲み会は欠席させられ、どうしても出なければならない場合は、門限が八時だった。
友人に会うには、理由が必要だったし、帰ってきてから、友人に本当かどうかの確認の電話を彼からさせられた。
迷惑をかけるので、私は友人との付き合いをやめた。

食べ物は手作り。これは義母があまり上手でないことが幸いして
手抜きもできたが、インスタントは一切禁止だったし
いつでも炊きたてのご飯でないと、拒否された。

あげれば、きりがない。

そんなことが当たり前で、やってもやっても注文ばかり増えていき
私は卑下され続けた。他の人は当たり前にやっている。
できないお前がバカなんだ。

何かトラブルが起きるたび、お前のせいだ、バカだと荒れ狂う彼に
付き合って生活していた私は、hiroの奥さんの話や
よそのおうちの話を最近になって聞いて、びっくりしている。

えっ、そんなんで、いいんですか?

そして、あの頃の生活で、バカバカと言われたことに非常に
今頃になって腹がたってもいる。

私は、だから、バカと言われるのが、苦手。
あの神経質な彼のこめかみと、浮き出た血管と
荒れ狂って物が壊された、何か理不尽で怖い思いが甦るから。

先日、私が風邪をひかないのは、バカだからだとhiroに笑われた。

風邪をひかなくなったのは、そんな緊張の毎日だったから
風邪など流暢にひいていられないからだ。
本当にそれから、滅多に風邪はひかなくなった。

hiroはそんなことを知らないから笑っていたが私には屈辱だった。
言ってもしょうがないけど、いやなものは、いやなんだ。

今日は、ドラマを見たいから早く帰るとhiroが言った。
私はhiroと会うのを最優先して、ドラマと比べることができない。
hiroと会っていたほうがいいと思うから。
hiroは違うんだと、理解した。
松島奈々子がいいから。hiroはそう言った。
松島奈々子を見るほうが私と会うよりいいのだなと思った。

hiroを最優先していた自分が、バカだと思った。
元旦那にしていたことをまた繰り返しているだけではないか。

それが今日理解できた。
好きでそうしているんでしょ。
そう言われるかもしれないが、そうではなくて自然に覚えてしまったことなんだ。
それが当たり前だと刻み込まれていたから。
でも、現実は違っていた。
これはhiroにぶつける問題なんだろうか。
それとも、ただ私のわがままなんだろうか。

そもそもこのように会うようになったのは
彼が言ったことが始まりだった。

私がhiroのことを信じられるようにオレはがんばるよ。

あの時はうれしかった。今でも、本当にうれしい。
火遊びではなくて、hiroの心も私に少しもらえるのだと思っているから。
私も本当に体の具合が動けないほど悪くなければ
なんとしてもhiroに会っていた。もちろん、hiroに会いたかった。
家族にどう思われようと、無理しても何してもhiroに会いたかった。
そう思い続けてきた。

それはもしかしたら、私の空回りだったのかもしれない。
あれもこれも、私のおごりだったのかもしれないなと
家についてから、しばらく考え込んだ。

そうhiroからは、こう来るんだ。

今日はどうする?

会いたいんだよ、では、なかったんだ。

hiroと会えないときに虚しくなるより、別のことで楽しもうと方向を変えた途端、もしかしたら、hiro優先というその観念も転換すべきなんだろうかと
そう思った。hiroにとって私はただの一部に過ぎないわけで
hiroもまた、私のほんの一部でよいと望んでいるのかもしれないな。



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