| 2005年08月07日(日) |
調節するんだよその2 |
というわけで、調節するんだよその2です。
「上下の歯を平行に」 これもよくきく言葉じゃないでしょうか。 これもごもっともだし賛成です。 「平行にしなさいっていわれました。」といってその通りにしてるらしい(もちろん、いわれた時にその人に感動したから素直にうけいれてるので、それはとても幸福な経験です。)けど、平行にしようとしてまた変になってる子をよくみる。ていうか自分もしょっちゅうありますけど。
でも、たとえば、 「左右の手の高さを、左右同時に完璧に水平に同時にあげてください。」 なんとなくそんな感じにはなるけど、分度器ではかられたら多分水平にはならないと思うのね。バレリーナとかダンサーとかはできるのかもしれないけど。
まあ、試行錯誤でつかんでいくものだし、いろんなアドバイスをもとに経験からわりだしていくしかないんですけど。
歯の噛み合わせって、たとえば歯医者さんで歯形をとっても、何通りにもでできるって御存じですか? 下顎を左右にきりきりって動かすとわかると思うけど、下顎もその時の具合で上顎との接点がかわるんです。 つまり、下顎は上下だけでなく左右にも動く性質をもっているので、ただ上と平行なだけではベストな位置からこんどは「微妙によこずれ」することもありえるってことだ!! だから、ただ平行なだけじゃだめなんだよ〜。 「平行って大事なんだ!!」と胸がいっぱいになり、すぐにやろうとするのはとてもよいんだけど。
それを、下の歯を前にだしなさいといわれて、本とに奥からまっすぐ毎回、前にだせるか(しかもだしすぎはダメ)って考えてみてください。 車庫入れバックですると、線の前でとまってたりはみ出てたり、まっすぐはいらないのと似てると思うんですけど。得意な人は得意ですけど、不得意な不得意ですよね。 慣れたらよくなってきますけど。
それを、「前にだせばいいんだろ」とばかりにただやみくもに前にだしても、不自然きわまりなく、ただ不安定になるだけです。 一番自然な(普段ぼんやりしてるときに閉じている)口の状態から徐々にひらいていくと、左右にずれないで平行にならんだ位置をつかみやすいかと思います。そこが顎にも負担がかからない位置のはず。 これを楽器を吹いている時にぱっとできるようになるととてもよくなります。 たんすの後ろにたって、奥から引き出しつつくみたいに押し出しても多分それはギャンブルじみています。たんすのうしろから、ひきだしの半分だけ前におしだしてごらんっていわれてもなかなかできないでしょ。 しかも、下顎という引き出しは、左右にずれることができますからもっとつかみがむずかしいじゃないですか。
神の掲示のような一見どまんなかな言葉も、理解するときに注意が必要なんです。 下の歯は上の歯に平行なつもり、だけど下の歯を前に出す時に下顎がまえにでちゃう、すると案外なぜか下の付け根に力みがはいったり口の中の面積がせまくなってつまり気道がせまくなったりもする・・・. 歯は若干だしますけど、あごは若干ひくんですよたぶん。 歯をだそうとして、顎までもってかれてると、吹きにくいかもね。 顎(顔の下半分)が前にでてあがってると音の指向性がなくなる(私の場合)ので、耳当たりはいっけんなだらかで音だしのときとか、とある練習のときは楽なんですけど、演奏ではあんまり使えません。
平行とか前にだすとか、だし具合と出す方向を調節しよう。 以上あくまでも個人的な所見です。 というわけでおやすみなさい。
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