古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2004年10月07日(木) テツガク

そのむかし、確かNHK系列の番組で、「ネコ」の人形を
使った番組があった。タイトルわすれちゃったけど、
そのネコにはいろんな面白い名前がついてて、その中に
「テツガク」ってあだ名のネコがいたのね...。

なので、今日は「テツガク」にちなんだはなしをします。

と、いいたいところだけど久々「夜中にかく日記」をしたため
ておりますわたくしに、そんなこったテーマはとりあつかえな
いのでした。

「博学」と「薄学」は紙一重。そう思ってこのところ、あんま
りいろんなところから学ぶという自主性を失っていたような
気がします。
でも、違うよね。薄くても、学ばないより学んだ方がよい。
ゼロより「1」の方がよい、というあたりまえのことを思い出し
たんでした。

星の何もみえない空よりも、一つでも小さくても星があった方が
よいではありませんか。小さな星でもたくさんうかんでいれば
空は明るくなるでしょう。

大きな星になるのも大切。でも、小さいからって自分の星を
消しちゃったりないも同前にあつかってはいけない。
しかも、人はうまれ持って大きさのきまってる星とはちがって
磨けば大きく明るくしていくことができる。
しかし、やはり大きさも明るさもきまっていないので、磨いて
いないとだんだん萎み、暗くなってしまう。ともいえる。

よく、
「自分はトランペットのプロにむいているんでしょうか」
「私の唇はトランペットを吹くのにむいているんでしょうか」
「私はそういう才能があるんでしょうか」
とたずねられる。

私もたずねたことがある。答えはこうだった。
「それはやってみないとわからない」

私が答える時はこう言っている。言うと言うより、尋ねかえす
のである。
「では、あなたは、むいていないと言われたらやめるのか?」
「イエスにしろノーにしろ、あなたの将来を人に決めつけられ
ることをどうとも思わないのか?」

もちろん、がんばった結果であってもくやしい気持ちを味わう
ことは十分にありえる。もちろん、思わない展開ですばらしい
結果をだせることも十分にありえる。

自分にとって大切なことを、どんなえらい人にもすごい人にも
ゆだねてはいけない。
また、プロになりたいと言う時に迷うのは、「どんなプロに
なりたいのか」というイメージがつかめない時なのかもしれ
ない。
「あなたはもしプロになってなにをしたいのですか。」
それは、どんなことについて責任をもてるようになりたいのか
という専門性の追求である。
その専門性というのは、その専門の世界において超一流と、
自分の間にどれだけの隔たりがあるのかということについて
具体的に距離がつかめていなくては手にはいらない。
到着地点がわからなければ、旅の荷物もまとめられないし、
途中で何をすててなにを買い足すかわからないから。

また、これは私の持論であるが、自分の求めているものが
「先代」のいない仕事であることもありえる。
まねをして、見よう見まねで自分を磨く時間も大切であるが、
「先代」のいない世界でプロになりたかったら、「先代」
のたくさんいる世界の「先代」に対抗できるぐらいの
個性とパワー、柔軟性、多少のマネッジメント能力を身に
つけなくてはいけない。
楽器の練習はしてあたりまえ。しかしそれ以外の勉強も
すごく大切。だれか教えてくださいと口をあけていても
あなたのしたいことが世界ではじめてうまれた思い付き
だったとしたら誰も教えられないんじゃないのか...。
だって先代がいないんだから。

自分のしたいことの価値をまず自分が信じられるように
するために私はもう一度学ぶ。自分がそれを必要として
いるということをまず自分が確信するために。

そして、先代がいなければその仕事はプロではなく
バイトであるという考えは私にとっては非常に閉じこもった考え
方であるように思う。

現在いきおいのある職種の何割かが、数十年まえの日本
いや5年前でも、「隙間産業」と見下されていた。
人は大抵、見下した相手に見下されるものだよなあ。

勝つことを目的にしなければ人は最強になれる。
でもそれは、「そのままであなたらしいんだよ」という
慰めを求めているんじゃなくて、もっとオリジナルな
方法論で自分の生き方に責任をもち、くり返される自分の
毎日とかを堂々と愛することなんだと思う。
自分を愛せない人は人のことも愛せない。
人を見下す人は見下されるのと理由は似ている。見下す
というのは、自信のなさのあらわれだから。

心あたたかい、優しさをもった『一匹狼』はきっと満月
の夜以外は、楽し気な顔をしているんだろうな。
で、たまに吠えてんの...。
狼だからっていつも餓えてるわけじゃないんだよ。











 < 過去  INDEX  未来 >


古畑亜紀 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加