| 2003年07月25日(金) |
アイーダ、あなたは私を侮辱した |
京都観光を終え、伊丹空港から帰ろうとした矢先、すでに空港に ついていた私にちょっとした予想外の頼まれごとがあり、それで 突然一泊関西滞在がのびました。
何も予定していなかったので何をしていいかもわからなかったし 正直いって疲れていたので、ぼんやりしてようかとも思ったので すが、ホテルのなかに宝塚のパンフレットがあったのと、伊丹か ら比較的近いのとで、さっそく宝塚をみにいくことに。
私がみたのはオペラの大作としても有名な「アイーダ」に題材を とったものです。舞台が古代エジプトなのですべてが金ぴかで 見たら派手すぎて疲れるんじゃないかとはじめは思いましたが、 宝塚メイクも遠めだとちょうどよく、とんでもない豪華さも ただきれいだな〜とため息をつくばかりです。
まだ年齢的には若い世代の男役(胡月わたるさん)、もう、 「どうしてそんなにかっこいいんだよ〜」って一目みただけで やられてしまいました。男役にかぎらず全員めちゃくちゃスタイ ルがよく美形なのがあたりまえな世界ではありましたが、宝塚は 一度みるとやみつきになるっていう噂、私にとっては事実です。 背が高くて手足が嘘みたいにすらっと長いし、顔小さいし、 現実にはこんな男性はまずいないだろうとおもうようなできすぎ た女妙利につきることばを惜し気もなく堂々といってくれるので す。こうして文にしようとするとこっぱづかしい(笑)セリフが たくさんあるのですが、その場にいると絵がきれいなので染まっ てしまいます。たとえばこんな感じです。
「ラムダス様。一瞬の感情にながされて大きなまちがいをするの はおやめくださいませ。あなたにはいくべき道がございます。 私のことなどおかまいにならないで。」とお姫さまがいうと、 「アイーダ。あなたは私を侮辱した。軽蔑しているのか。私を 一瞬の感情だけで国までかえようとする程度の男だと。あなた への愛が一瞬の感情のたかぶりにすぎないと。」とかいって( はずかし〜)はげしく怒るんですけどそれが男らしいんですよ!! 「すべてをすてて一緒ににげよう」とかいってそのあと二人は やっぱり抱き合ってましたけど(笑)。 私はそういう場面がくるたびに「ありえないってば〜」とか思っ てもやっぱり夢中でした。 でも私にかぎったことではなく、会場におあつまりのみなさま も「まあ〜」とか「ほお〜」とかいってうっとりしてましたよ。
ラムダスとアイーダは国が敵同士という運命もあって、最終的 には地下牢で息たえますが、もうひとつの悲恋があります。 ラムダスはエジプトの王女さまと婚約していたのですが、この 王女は自分の父親を暗殺されるし、奴隷の立ち場にあったアイ ーダに恋人をもってかれてしまうしでとてもかわいそうなので す。たまにアイーダにいじわるをしたりもするけれど、二人を 失ったあともエジプト王として立派に国をおさめ、基本的には ラムダスやアイーダとおなじ「平和への理想」をつらぬきます。 アイーダも可憐でしたが、エジプト王女のアムネリスも、常に 気品があって、純粋で誇りがたかい女性でした。CGで合成した んじゃないかってほど完璧な美貌と美しい強くてはかない声が 印象にのこっています。アムネリスの決めセリフ(とわたしが 感じた)は、これです。
「そなたたち、そのような恥ずかしいふるまいは慎みなさい」 です。かっこいい〜。かっこよすぎ。王女じゃないといえないよ。 いちばん最後にあいさつしたのがアムネリス役だったところを みると、きっとラムダスよりも先輩のスターなんでしょうね。 最後に残される女性の役を一番華やかな人にまかせるってところ がまた宝塚らしくて素敵だなと思いました。 あくまでも純粋であることこそ女性の美しさでありプライドなん だなあと...。 あの感動をずっと忘れたくありません。
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