古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2003年01月18日(土) とめてください

さて、よく毎日こんなに日記にかくようなことが起きる
ものだなあと自分でもびっくりしているのですが...。

昨日もあらわれた、おおばかもの(やっぱり弟子)が。
今朝から私は三ケ所まわって仕事をして(リハーサルと
レッスン、たのまれ代ふき録音など)それなりに一生懸命
がんばったといえる。ギャラももらったので、アンブロホ
という海藻パックをしてもらった。これはからだの疲れを
とるとかいうもので、とても気持ちよかった。
麻生のカレーやさんにより、帰り際におやつをふたつもら
う。そして家にもどってきた...。

ここまでは普通の、よくがんばってちょっと御褒美があっ
たといえる平和な1日である。

話はもどるが、今日のおおばかものはなんと、私の家にと
めてくれというのだ!!
信じられない。学校を卒業して、地方にいってからあまり
レッスンできなくなったのですが、仕事で札幌にくること
になってホテルにとまる金がないのでとめてくれという。
実は、忘れていたが、数日前にも別の弟子に同じことを
いわれていたのだ(無視した)。私の弟子は、ほとんどが
男女とわず、まじめで甘えのない、言い訳しないタイプの
いい子ばかりなのに、たまにこういうやつがいるのだ。困
る。
「仕事でくるなら、仕事代でとまれるはずでしょう。」
というと、
「それでなくても貧乏だから、もったいなくて使えない」
という。わけわからん。ちゃんと宿泊費でてるじゃん。
「私の家は、男子禁止なの。他をあたりなさい。とめま
 せんから、絶対に。」
「他をあたってだめだったから先生に頼んでるんですよ。
 僕が野宿して凍えしんでもいいんですか〜。」
「そのくらいで死ぬならラッパは無理ですね。かまくらほ
 ってそのなかで寝れば?スコップはかしてやってもいい
 よ。トイレはコンビニでしてください。なんとかなるで
 しょう。」といった。自分はスコップをかしてあげるう
え、具体的なアイディアまで提供したのだ、と思っていた
が、
「わかりました!!レッスンうければ、いいんですよね。
 ラッパもっていきます。だったらいれてくれますか、
 玄関先でいいんです、ふとんなくてもいいです。屋根
 があれば。」と、逆なでするようなことをいうので、
「じゃあ車庫かすから、そこの雪はねしてそこでねてくだ
さい。屋根あるから。」
「先生のうちの車庫って、屋根しかないじゃないですかっ
!!」
「わかった。じゃあ百歩ゆずって、安い宿さがしてやる
 ってのはどう。サウナの休憩室にいればいいじゃん。
 そのサウナの電話番号を、調べてあげます。わたしって
 優しいな〜。こんな親切な師匠はいませんよ。やあ〜、
 いいことするって気持ちがいいねえ〜。後でメールする
 から、それでいいですか。」
「メールって...先生はメールって冷たいって言ってたじゃ
 ないですか。先生なんか冷たいちゅうか、寒いですよ、
 なんかあったんですか?」

あたりまえのことを言っただけでおまけに親切心までだし
ている私に対して冷たいとか、何かあったとかそれはなん
だ。
「何もないですよ(ほんとはいろいろあったけど)。いつ
 も、いつまでも私はこうなので、これ以上頼んできても
 無駄です。その日はレッスンもできません、うけたいん
 なら朝七時半から9時ならあいてるからきてもいいよ。」
「ええ〜。先生だったらとめてくれると思ったのに。」
「人違いだね。どこのなんていう先生だ、それは。」
「僕ずっと先生にしかついてないですよ。そういう言い方っ
 てひどいじゃないですかっ。」
と逆に向こうが不愉快になっている。とんでもなさすぎる。
しかしここでひるんではいけない。
「ひどいかな〜わかならいな〜。ひどいかもね。うん、ひ
 どいよ、それでいいから。とにかく今度ラッパ聞くの楽
 しみにしてるから、いっぱい練習しておいてね。それと、
 自分の寝場所ぐらい自分でつくりなさいね。」
「わかってますけど...」
「わかってない。全然わかっていないということを、教えて
 あげました、今日はそれがレッスンだな、ははは」
「はははって...楽しそうに。僕困ってるのに。」
「私も困ってるんだけど。楽しくないし。明日仕事みっつ
 あって練習しなきゃいけないからもう切っていいかな、
 悪いけど(悪いと思ってなかったけど)。弟子じゃなか
 ったらね、同じこといわれたらいきなり電源きって圏外
 にしちゃうところだったわ。ここまで話してただけでも
 私的には奇跡の愛の範囲だから、わかってほしいね。」
「先生、話しの途中で勝手に電話をきるのはしちゃいけない
 っていってたじゃないですか(そんなことばかり覚えてい
 るらしい)。忙しくても相手の話を最後までききなさいっ
 ていってたじゃないですか(きいてるじゃんと思った)
 しばらく連絡してなかったから、電話だけでもと思ったん
 ですよ。僕だって先生だから頼んだんですよ」

だったらただ電話してくればいい、元気ですか、僕は元気
です。ってそれでいいじゃないか!!なんで余計な頼みごと
をするんだ。しかもなんだ、先生だから頼んだとは。妙な
知恵のあるいいまわしでごまかすなんて、ゆるさんっ。
「あっそう。電話はいいけど、とめてくれってのは間違っ
 ています。じゃあほんとに、気をつけてね。サウナ調べ
 とくから、そこでゆっくりあったまって、仕事の疲れを
 とってください。じゃあね」
「いいです、それはしてくれなくても。すみません、なんか
 おこらせて。また電話します。来月。おやすみなさい」

ああ、せっかくパックして、ギャラもらってきていい気分
だったのに、なんで弟子にこんなことされるんだ。疲れる。
信じられないようなことをする人がいるものだ、案外身近
なところに。でもこれは私のせいではないので、ここで、
いらいらして夜の練習にとどこおりがあってはいけない。
プロとしてはあたりまえのことかもしれないが、非常に困難
を感じる、おだやかな精神状態で冷静にトレーニングする
ってことが...。
ていうか、お願いだから、一般的にことわるようなことを頼
んでこないでほしい。こっちだってことわるのは辛いのだ!!


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