
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
たいていの写真屋さんにはデータを読み込んで自分の好きな 写真をセレクトして注文するリーダーのようなものが 設置されてある。 某ヤマザワにあるパレットプラザは 現像代が火曜日半額になるので毎週楽しみにしている。 今日、そのリーダーの前に立ってぴこたこ操作をしていたら、 指貫手袋をした女の子に突然後ろから話しかけられた。
「すみませんちょっと今見えたのって犬ですか?」
犬には違いないが、なんだこのフレンドリーさは。 「ハア、犬ですねえ」と珍妙な愛想笑いを浮かべて応えたところ、 彼女は満面の笑みで
・犬は躾次第でどんな駄犬でも良い犬になること ・犬は天使(エンジェル) ・犬は愛 ・愛こそすべて
と息つくまもなく語り始めてさあ大変。 モニタに写るモネの写真を見ては「かわいいかわいい」と 連呼してくれるのは飼い主として非常に嬉しいのだが、 はっきり言って 怖 い 。
「まだ小さいですね?」
「二ヶ月なんで」
「じゃあ子育てがんばって下さいね!ハイ!」 (ここで何故か強く肩を叩かれる!)
突然話が一方的に打ち切られ、じんじんと痛む肩を抑えて 私だけぽつねんとその場に取り残された。 何 だ っ た ん だ 。
シャンプーしてたら突然座敷女の顔を思い出してしまい、 怖くて目をつぶれなくなる。
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