makko zazieのイギリス留学日記

2004年04月06日(火) 「ウィーン&イギリス25日間 旅日記 4月6日」 カーレンベルク 経由 ベートーヴェンゆかりの地 ツアー  編

 「ウィーンの森」へ行った。ウィーンの森とは、ウィーン中心街から少し郊外にある観光名所が集まる一帯で、代表される物としてはカーレンベルクの丘(ウィーンが一望できる所)やベートーヴェンゆかりの地があるのどかな森であ〜る。
 ベートヴェンは、この近辺に住んでいた時期があり幾度もこの近辺で引越しを繰り返していたのだそうだ。
 私達は「カーレンベルクの丘 経由 ベートーヴェンゆかりの地ツアー」へ出発した。
ホテルを出て、電車でハイリゲンシュタット駅まで行った。カーレンベルクの丘へはハイリゲンシュタット駅から38Aのバスで行けるらしい。
バスに乗る前に駅の中にある喫茶店でちょっと休憩をした。お客さんが連れていた大きなシェパードのようでシェパードでない(雑種かな?)大型犬が
デーンッと寝そべって上目使いでこちらを見ていたのが印象的だった。とてもLOVELYな▼o・ェ・o▼犬だった。。。昼食はその喫茶店に売っていたサンドイッチを買って丘の上で食べる事にした。
ハイリゲンシュタット駅からカーレンベルクの丘までバスで揺られ、えっちらおっちら住宅地をぬけてゆく。一瞬だったけど、バスの窓から、[ ベートーヴェンの家 >> って書いてある案内の看板を見たような気がした。景色はだんだんと自然いっぱいの山景色へと変わってゆく。目的地カーレンベルクの丘に着くと、時期はずれだったからか観光客もほとんどいなく何か活気がなかった。展望台にあるレストランも閉まっていたし、唯一OPENしていたお土産屋さんもあんまりパッとしない。ん〜、でも人間ポジティブに考えなね。このカーレンベルクの丘からの眺めはそれはそれはワンダホーでビューティホー。ウィーンが一望できるわけ。ドナウ川もよく見える。このワンダホーでビューティホーな景色をやね、誰に邪魔される事なく独占できるなんて、な〜んてラッキーな私達っ!ほら得した気分になっちゃいました。景色を眺めつつ、買ったサンドイッチを食べ〜の、心地良い穏やかな時間が過ぎていった。実に贅沢でした。
 

ターイム リミーット!

移動の時間です!
 次はベートヴェンゆかりの地めぐりです。カーレンベルクの丘から、来た道をバスで少し下り、行きに[ ベートーヴェンの家 >> って書かれていたと思われる看板を見たあたりまで行き下車した。思った通りその看板は、ベートーヴェンの家の案内であった。え〜っと、まず私達が辿り着いた家は「ベートーヴェン/ハイリゲンシュタット遺書の家」。その名の通り、ベートーヴェンが遺書を書いた家なのであ〜る。この家は博物館になっていて入る事ができる。。。直筆の譜面やピアノ、デスマスクなんかも飾ってあった。デスマスクってその人が亡くなった時に石膏(せっこう)で顔型を取った物なわけで・・・。あ〜、そういえばこのデスマスク、目は閉じているけれど、音楽室に貼ってあるあの超有名なベートーヴェンの肖像画、まさにあの顔だ。本当にベートーヴェンって人物が存在してたんだなってあらためて感じた瞬間だった。
続いて行ったのが「ベートヴェン/夏の家」(←「田園」を作曲した家)、続けてもう1ヶ所「ベートヴェン/??の家」何の家だっけか?(←「第九」を作曲した家?だったかな)に行った。。。この2ヶ所は中に入る事ができず外観しか見れなかった。。。どの家も徒歩で行ける距離である。
 さて今度は、旅行本に載っている地図を頼りに「ベートーヴェンの散歩道」へ行った。ここもまぁ、その名の通りベートーヴェンが散歩をしていた道なのであ〜る。絵に描いたような風景だった。いかにもジグソーパズルにありそうな風景。並木道、そしてその道沿いには小川が流れてて、とても空気が澄んでいた。ベートーヴェンはこの道を散歩しながら次に書く曲の構想を練っていたのだろう。この風景の中を歩きゃ、そりゃエエ曲も思いつくっちゅ〜ものだわっ。。。さてこの頃から天気は下り坂。雨が降ったりやんだり・・・。途中にあった電話ボックスの中でしばらく雨宿りをした。雨も小雨になり再び散歩再開。。。しばらく行くとベートーヴェンの胸像なんかもあったな。
 
はいは〜い!そろそろ帰る時間で〜す!!

一番近いトラム(路面電車)の駅を探しウィーン中心街へ向かった。夕食は自分達の泊まるホテルで取る事にした。私達の泊まるホテルは決して高級ホテルではない。中級ホテルぐらいとしておこう。。。でな、中級ホテルにあるレストランだから味はそれほど期待してなかったのだけど、オーストリアの郷土料理(肉料理)を注文して、あ〜らビックリ!めっちゃ、デ〜リシャ〜ス!だった。前に行ったゲットヴァイガー・シュティフトゥスケラーという大衆食堂(シューベルトが「未完成」という曲を作曲した時に住んでいた家が現在はその店になっている)も、かなり美味しかったが、ウィーンの食べ物にはハズレがないっ。ロンドンの激マズの食べ物とはえらい違いだ。
同じヨーロッパなのにどうしてこうも違うんだ。イギリス人の味覚、疑います!
 


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