2004年03月26日(金) |
学期末ショウケース本番当日!もしかしてもしかする!?今日がイギリス留学生活最後の日なんちゃん?! |
学期末ショウケース本番当日です。。そして私にとっては学校に通うのも今日が最終日になるわけです。言いかえれば、「ロンドンでの留学生活が今日で終わってしまう」わけです。寂しいですね〜。でもこれが現実なのです。だから今日のショウケースは絶対に成功させたいと思っていた。 本番前、先生の指導で全員でウォーミング・アップをした。呼吸の練習、発声の練習、顔の筋肉を柔らかくする為の顔面の体操もした。顔面の体操というのは、まず口をおもいっきり「ウーッ」と突き出し「酸っぱ〜い顔」を作る、今度はおもいっきり「ア〜ッ」と口が裂けるかと思うぐらいまで開けて〜、を繰り返しするのだ。もう恥を捨てて汚い顔をさらけ出せっ!(←これ重要)ですな。ウォーミング・アップが終わって全員で円陣を組んだ。普通に「エイ、エイ、オー!」って感じじゃなくて、歌いながら←左に回って、右に回って→グルグルグルグル歩いて飛んで跳ねて楽しいものだった。最後には気合いを込める意味なのか、みんなで1人1人の名前をハイテンションになって呼んでいった。この時点でみんなかなり体はリラックスし、解れていた。 本番がスタートした。客席もいっぱいになっていた。私達留学生チームから順番に出番がまわってくる。私達のチームの出番は2番目だった。リハーサルの時も間違える事なく堂々と演技を見せていた他の日本人チームは、本番も難なくこなしていた。さすがだ。私は友達と舞台の裏にいた。徐々に緊張感が高まってくる。友達とセリフの最終チェックをした。本番直前にセリフを練習するというのは良い事なのか悪い事なのか。今まで出来ていたものが本番直前になって突然セリフが思い出せなくなるケースはよくある事であり、そうなったら焦って、パニックに陥り本番失敗!なんて事にもなりかねないっ。なので深く考えずサラッといつものように練習をした。友達と話しをしながら気持ちを落ち着かせた。私達の出番がきた。ステージに上がると目の前には客席が見える。目線は全部こっち。注目されている。でも不思議なもので、この時点ではもう緊張はまったくしていない。前回のショウケースに出た時もそうだったのだけど、緊張するのは、ステージに出る直前までなのだ。ステージに上がってしまえば恥ずかしいという気持ちはどこかに消えて、ステージに立って演技をしてライトを浴びている自分に嬉しくなり(実際はライトなんてものはなかった気がするが・・・)、「ステージに立ってる私を観て〜っ!」状態になる(これは自己満か?)。気分爽快になるのだ。こんな調子だったので、おかげさまで今回のショウケースはミスをする事もなく、セリフが飛ぶ事もなく無事演技を終える事ができた。失敗なく演技を終える事が出来たならば、「安堵感」「達成感」が味わえる。これがたまんないんだ。。演技が終わると一著前にカーテンコール(客席に向かって3回程お辞儀をする)をするのだが、客席から拍手をもらう時なんて、全身にゾクーッ!ゾヨーッ!って。「超特大達成感」が味わえるのだよ。演劇初心者が言うのも何だけど、1度この気持ちを体験するとマジ癖になる。舞台役者が、この気持ちを再び味わいたいから役者って仕事は辞めれない!!ってな感じの事をよく言うけど、分かる気がする。人前で演技をするって事は簡単な事ではないけれど、私は演劇が大好きだ。自分の出番も終わり、ドラマクラスのパフォーマンスを観ていた。。さすがは「演劇の国」ですな。演劇を学ぶ学生でもレベルが違う気がする。いつも同じ屋根の下で生活をしているフラットメイトの演技を見るのは、実に楽しいし興味深い。普段話している時は、声のトーンの低い彼女が大胆な演技、、、いつも普通の声で話しをしている彼なのに、歌ったらすっごい美声!ココは才能の宝庫よマジで。将来この中でどれだけがエンタテイメントの世界で活躍していくのか。この世界で成功できるのって、ほんの一握りって言うじゃない。できればみんなに活躍して欲しい。。と、私は願う。 全員の演技が終わり、本日のショウケースは大成功に終わった。 ショウケースの後は打ち上げパーティ。1Fのアイリッシュ・パブで飲んで食べて楽しいひと時を過ごした。。最高の思い出を作る事ができた。 この学校に入って、みんなと知り合えて、一緒に学んで生活をする事が出来て本当に良かったと思っている。 3月27日、明日私はフラットを出る。みんなとお別れの日だ。 そして明日から、日本に帰国する4月20日までは、一緒に日本に帰る友達と「25日間!ウィーン経由、イギリスはエディンバラ(スコットランド)、湖水地方、リバプール大旅行」に出発する。 今日で留学生活は終わってしまうけど、明日からは私の新たな旅の始まり。どんな珍道中になるんでしょうな〜。
※今日でイギリス留学生活は終わってしまっても、明日3月27日からの「25日間!ウィーン経由、イギリスはエディンバラ(スコットランド)、湖水地方、リバプール大旅行」も引き続き日記は続くのであった・・・・・・・
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