| 2005年11月22日(火) |
みのもんたはとっくに働き出してる |
昨日はまた朝から有楽町に行き、白塗り化粧教室。 総合的に宝塚よりだいぶ難しかった。
まず天然顔油を落すために石鹸で顔を洗い、次に歌舞伎油っていう馬油っぽいものをガッツリ顔に広げる。 これが一番仕上がりに影響するらしく、私は目の下の塗りが甘かったために おしろい(ペンキみたいにハケで塗る)が部分的に薄付きになった。
眉毛は太白っていう蝋みたいなのでピッタリ寝かせてあって、全部白くて目だけポッカリ黒いので 自分の顔面積の実際がよくわかった。
私の他の唯一の受講者は地面に落ちそうな熟女だったけど、 彼女は白塗りした時点でなんとなく歌舞伎っぽい顔になっているのに比べ 私はそのまんま暗黒舞踏だった。
次に赤い水溶き顔料で眉毛を描くわけなんだけども、画用紙に一から描いていく感じで 更に自分の眉毛をガイドラインにしちゃうとダメなので、心理的にもテクニック的にも非常に難しかった。
なんとか描けた… と思って正面のデカイほうの鏡を見ると、中国でサルまわしてる人がそこにいた。 見方によってはバカ殿作成中っぽくもあった。
思わずプッと噴出しそうになり、頬から下一面に崩壊の気配を感じた。 そして「どうしたんですか、大笑いしちゃだめですよ」 と綺麗な普通人化粧をほどこした若い女の先生に指導を受けた。
それ以降、微妙に先生が時間を気にしている気配を察し、駆け足化粧となったものの、 絵筆に多少の覚えのある私はそれなりに頑張った。
そして最終的に、見事なおかめが完成した。 (心底リスペクト梅沢富美男)
先生は「さすがメイクさんだけあって眉とか上手ですね」とおためごかしを言った。 ここでメイクさんと断定されているのは、最初に「踊られる方ですか?」ときかれて違いますと答えたからだ。 恥ずかしいので「メイクさんでもないんですけどね」と一応言っておいた。 あとは好きなように想像するなり忘れるなりしてくれ。
グルグルクレンジングしてジャブジャブ洗って化粧作品を落とし、 メンディングテープで頬のたるみを吊ることを教わって幸福そうな熟女に「お先に」と言って出た。
それから前日調べておいた刀削麺荘で久々にマーラー麺食った。 相席になった軽い熟女と私の、麺と鼻水をすする音が調和的だった。 何かを見かねたその熟女は、「これ」と紙ナプキンを差し出してくれた。
帰宅して内職。 そのうちコドモが帰ってきて、ダンナさんも帰ってきて、二人はドラムレッスンに出かけた。 私は山根商店へ。
飲んだのはラガー大瓶とサワー2杯。 肴:煮込み、千枚刺、ハツ、レバ
隣に来たオヤジが焼き場の三角巾のおばさんに「花園神社、まだこれからだね、歩けるもん。ねえアレある?」と話しかけたので 私はオヤジに神社の様子を聞き、ついでにアレとは何かを訊ねると、コブクロ焼きだという。
そして結局それはなかったわけなんだけど、コブクロ刺はさかんに出てた。 刺しはできても焼きはできないというのが不思議だと言うと「オレもわかんないけど」とオヤジが言った。 ただし、別にその店はガンコオヤジの店じゃないので、 純粋に焼きに向いたコブクロと刺しに向いたコブクロがあるのだろうと想像。 で、ついでに以前はガンコオヤジの店だったらしい。 7年くらい前にお亡くなりだそうで、今は奥さんと若い息子が後を継いでいると。
時間になったので花園神社へ。
着いたらいきなり、前日昼と違って、入り口左側に見世物小屋があった。 ダンナさんとコドモが到着するまで呼び込みの口上を聞いていた。 今にもショーが始まりそうな口調やベルのジリリリいう音とは裏腹に、 実際見世物は客を詰め込むまで始まらないシステムのようで ギリギリ一家揃って待たないで観られた。
生まれて初めて見る見世物は、話に聞いていたとおり、ヘビ食い女だった。 でも予想に反して若くてイケてる娘さんだった。 あと「おしまさん」とかなんとか呼ばれてるわりとイケてる熟女が火吹きをやっていた。 長くて太いヘビとかも登場して、思ったよりだいぶちゃんとしていた。
満足して小屋を出て、焼きそばやらタコ焼きやら買ってるとき、ダンナさんが 「おまえほんとに楽しそうに見てたな」と私に言ったので、 せっかく芸やってんのに人の顔見てんじゃねえ!と内心思った。
そしてそのあと参道の人ごみで、楽しそうに笑ってる若いおじいちゃんと6歳くらいの孫娘とすれ違った。 と思ったらおじいちゃんはダンナさん父だったので「あっ、おとうさんどうも」と私が挨拶すると、 「あどうも」とニコヤカに返ってきた。 ダンナさんは何も言わなかったので、気付いてねえやと思ったら 実際は、気付いてて見ないふりしてたらしい。 「まったくオヤジもしょうがねえよな」と軽く言ってたけど、どうもそういうのはいまだに内心ショックなのらしい。
あとそういえば、クマデ売ってる人に、その店で一番高いのの値段は?と質問したら 10万円とのことだった。2番目は4万円だって。
帰宅して、タコ焼き食いながらいいちこ。 テレビは「危険なアネキ」。 終わったらコドモと天体観測。 また本読みをせがまれたけど断って寝た。 その前に、寝てるあいだにママの布団とらないでね、とコドモに言ったら 「がんばりたい」という答えが返ってきた。
そして前日に引き続き、モヘジさんが頭の薄い男と手をつないですすきの駅の階段を上る夢を見て 喉が渇いて目が覚め、ウーロン飲んだ。 そのあと結局寝られなくて、隣で寝てるコドモ観察。 暗闇で見ると生まれたときと同じ顔だなと思っていたら、クッ!みたいな声がして これは悪い夢みてすすり泣いてる(よくある)なと思いきや、口が逆ヘの字に歪んでゆき よくよく見たら引き笑ってた。
私も幸せだけどコイツもつくづく幸せそうだと思うと同時に これが永遠に続くわけじゃないんだとも感付いて、今の幸せがもう一度鼻にツンときた。
しょうがないから時計がカチッとなった5時に諦め起き
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