自由 |
俺は自由だから そんな事言った男がいた。
けれど、 私が見ても 君は全然自由には見えなかったし
何かに囚われ もがいてる様にしか見えなかった
自由な 時間は確かにあったような気もする
結婚もしてなかったし 適当に女遊びもしてた
時間も確かに 他の人より沢山あった
好きな時に 好きに食事して 寝て――
誰にも 何もいわれることのない生活
でも それが自由?君はそれを自由と呼んでいたかもしれない
心は 囚われて 籠の中に居るようにしか見えなかった
自分勝手な人だとは 常に思っていた
所詮 心が 自由でない人は 自由になれないのかもしれない。
たとえ 時間に余裕がなくても
自由でありつづけることは、 できるはず。
執着心のない 心に正直で 素で ありつづけている人は
自由に見える。
出会ってみたいものだ
君が 自由ではないとは 私は 君には言えなかったが
自由だと 言い続ける君を見て
悲しく思っていたし・・・空しく思っていた。
君が海で いつか 漂い続ける事が できますように
永遠に――― 全て捨てて―――自由に どこまででも・・・。
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2002年06月16日(日)
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