脳が溶けそうになったら 本を読むことにしている


多くは語らないでおこう

―――明るい雨がこんなにたのしくそそぐのに
       馬車が行く  馬は濡れて黒い
       人は車に立っていく

      もうけっして さびしくはない

       なんべんさびしくないといったとこで

     また さびしくなるのはきまっている

       けれどここは これでいいのだ

      すべてさびしさと悲傷とを 焚いて

      人は透明な軌道をすすむ―――

空を見上げて 星の光を見る

果てない昔に発せられた 光である

もしかして 今は無い

星の光なのである

それでも 確かに 光つづけ 光を発し

watasiの 目に移る

watasiは 歩き出す

遥かなる時を越えて

きた あの光の様に・・・・

降り注ぐ 光の中を

anataの手を 握り締めて・・


2002年05月31日(金)

EGOISTE-やはりエゴーー / EGOISTE