「生きていくのに大切なこと」こころの日記
DiaryINDEXpastwill


2016年07月22日(金) 発達段階

発達段階という言葉がありますね。発達課題とも言うと思います。人という生き物がどのように発達を繰り返していくか、昔々の精神科や心理療法家によって基準の1つとして定められたものだと思います。それが全てであるという見方は危険だと思いますが、例えば『インナーチャイルド 本当の貴方を取り戻す方法』に載せられているグラフで見る人生初期の発達の程度(P110〜)は私にとって興味深いです。 

例えば、三つ子の魂百までと言われるように、子ども達がどのタイミングでどのように彼らの発達段階を通過していくかは全て周囲の大人の手にかかっているという事実は既に多くの人が語っていることだけれど、その、幼少時に築いた、あるいは植え付けられた価値観はその後の長い人生でいつも何かを判断するときの基準になるということを意識するとき、必要な時期に健康に発達出来なかった部分については、機会を見つけて健康な状態へ持っていけるようにしたいと折に触れて思います。

自分にどの部分ができていて、どの部分が未発達のままなのかを知るためには、毎日自分の内側に意識を向けることが大切ですよね。私はその時間を毎日ほんの5分でも作ってあげられるような、自分へのやさしさを保つようにしています。

自分のことをそんなふうに言い切っていいものかな、という疑問が沸かないでもないですが、私は、自分達に対するやさしさはいつも私達の中にあると思っています。

人間は本来、自分を守れるように、自分を生かせるように生まれているんですよね。そう思うと、自分にやさしくあるのも自然なことだと思います。つまり、このやさしさをキープしていられるならば、少々未発達の自分もありのまま愛して、不足な部分を丁寧に満たしてあげる毎日を送れるのだと思っています。そうして、過去に健康に通過できなかったテーマも少しずつ、乗り越えていける。

このように捉えることが、昨日より又少し大人へ成長するための一つの方法かな。


Mamo |MAILHomePage

My追加