「生きていくのに大切なこと」こころの日記
DiaryINDEX|past|will
今日散歩中に、何やら懐かしい中華ラーメンか何かの香りがしてきたんです。何処で嗅いだ香りだろう〜〜と記憶を辿ってみたら、それはベトナムにいた頃によく食べていたフォーの香りでした。懐かしいなぁと思ったついでに、(あー、私はこうして感覚を利用して過去のことを思い出せるし、過去の経験を再体験する引き金にも出来るんだなぁ)と改めて思いました。 確かに、昔聞いていた音楽が、当時の楽しみを思い出させてもう一度楽しくなったり、逆に悲しかったことやトラウマになったことを思い出させられて、再びその気持ちに巻き込まれてしまうことが多々あると思います。私も過去には、そんな自分に気付けなくて、知らないうちに何やらマイナスに入っていた、ということが良くありました。それに、今だって気づいていないけれどそんなふうになっていることがあるのかもしれないのです。個人の体験ですが、心って不思議です。楽しいことも悲しいことも体験するのに、悲しいことの方が強く私の心に残っているように感じて、私の行動にも強く影響しているんです。この現象の理由について私は、人間は本来プラスに生まれ、楽しみや喜びを感じていきる、プラスに生きる生き物だから、マイナスは修正されるべきだよ!〜〜と心が訴えているのだと解釈しています。(というより、単に生き物という視点で私達を捉えるのなら、マイナスという言葉は浮かんできませんね。例えば、カマキリやてんとう虫にはプラスもマイナスもありませんから。彼らは、プラスもマイナスもない、ただ、ニュートラルなのです。私達人間もそうである方がいい♥ ”べき”という言葉を使いたくありませんが、そうであるべきです♥) こんなふうに捉えると、感覚を持って生きるのは大切なことだと改めて思います。残念ながら、大人になるに連れて、社会の波に流されるのに比例するように私達の感覚は鈍っていきやすいけれど、少しでも自分を意識して、持って生まれた感覚をいつもシャープな状態で持っているように心を磨いて生きましょう。 ところで、過去の辛さを思い出せた時、それは心の傷を癒やすきっかけになります。そして、癒せた分だけ、楽しかった時の記憶が出てくるようになる、というのが私の経験です。つまり、プラスの記憶はマイナスの記憶で潰されているということだと思います。だから、マイナスのベールを剥がせた分だけプラスが見えてくるのだと。興味深い現象です。
|