「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2004年06月07日(月) 痛みを感じること 自主的に動こう

 2日前から体調が崩れている事をぼんやりと感じていたのに、私は現実でいつもと変わらない生活をしていました。何時から食欲が無くなっていたのだろう。腹痛は2日前からだな。痛みを感じる私は居るのです。その時には身体を休めることが出来るのですが、痛みが治まるとすっかり忘れて自分の身体に意識を向けることが出来ずに居ました。
それが・・とても不思議なのですが、自分が現実で生きている事を感じれば感じるほど、体の不調をはっきりと感じるのです。「あ〜お腹のここら辺がこんな風に痛いんだなぁ」と言う感じで。そしてその感覚が一昨日より昨日、昨日よりも今朝と、何となくはっきりとしてきて、今朝の私は「これ以上自分に無理をさせられない」と言う気持ちにまでなっていたのです。(症状が悪化したのだと言われれば、それまでなのですが・・)一昨日と昨日の夜は早く休んで・・。今朝起きてみると体が酷くだるくて腹痛と吐き気です。でも約一年前に胃カメラを飲んだ時とは違い、私の心は決まっていました。「自分の身体を大切にすること」結局仕事を休んで、今日は一日家で寝ていることになりました。



 今日の私は、痛みを感じる事を嬉しいとさえ思いました。何故なら一年前には、痛みも何も感じない私が居て、半年前には感じ始めた痛みに混乱する私でした。そして今は、自分の体の痛みを受け入れる私が居るのです。自分の身体に何をしてあげると、この痛みが小さくなるかな? 冷やすかな?暖めるかな? お腹を冷やすのは良くないだろう。では温める?でも、炎症があるところを温めてはいけないだろう・・・うーん。
考え付いたのは私の手の温度で温めるというものでした。不思議です。何となく温かいのです。私の手はこんなに暖かくて痛みに優しく届くのですね。
「気功療法」なるものがありますが、今日の私はまさしく自分で自分に “ 気 ” を送っているようでした。それもありですよね。だって、気功の先生をしている人は自分の “ 気 ” で自分の癌も治しちゃうというのだから。

実は以前うつ病で薬物依存になっていた頃、薬をやめたくて、気功療法に足を踏み入れたことがあります。その時出会った人は 「 いつも “ 気 ” を出せるような生き方を心がけています 」 と言っていました。私も自分自身の自然治癒力を引き出せるような生き方をしていこう。私の能力を根底から引き出せるのは私しか居ないから。それには傷を癒していく必要がありますね。

 私達が自分の欲求に沿って “自主的に動く” という事は素敵なことなのですね。私はこれまで、子どもの為、家庭の為で生き続け、一人になってからもなお、自分の仕事のため、誰かに会うため・・と、自分の本当の欲求を知らずに生きていたのです。常に誰かの為、何かの為・・。そうなんですね。36年間生きてきたけれど、本当に自分の欲求を知らないで生きてきたのですね。昨日の私は一人で過ごす中 “ 何をしたいのかわからない自分 ” を見つめて、今までどうやって時間を使ってきたのだろうと考えざるを得ませんでした。何も無い自分がちっぽけにも見えました。過去のそんな時には、おそらくビデオを見たり買い物に行ったりと社会にあるものの中で自分にある空虚感を満たそうとしていたのです。


 私はまだまだ楽になりたいです。そしてまだまだ楽になれる事を知っています。
21:15


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