「生きていくのに大切なこと」こころの日記
DiaryINDEXpastwill


2004年05月15日(土) ピエロ役 秘密の重たさ 共依存 私

 私達は、過去には自分自身を笑いのネタにすることがありました。こういう事も自分を傷つけていたことになるのですね。それは子どもの頃に学んだピエロと言う役割でした。過去の家の中には、談笑するとか語り合うと言った雰囲気は一つもなく今にも切れそうな糸がただ張り詰めているだけで、私は何時の頃からか、家族が集まったときに流れる空気の重さに耐えられなくなっていたのでしょう。私が笑いを取ることで少しでも空気の流れが変われば、その場を通り過ぎることは出来るわけですから、私は率先してピエロ役を引き受けたのでしょう。けれど・・・私の中の “ 元ピエロ役 ”の人格は私と出会った頃からずっと「本当はこんな風にしたいわけじゃない」と言い続けていました。当然ですよね。そして彼女もまたそんな自分がいつも疲れている事を昨日になって知ったようでした。

 
 秘密は『秘密』だと思う事から傷が深く辛くなるのかもしれません。「誰にも言えない」と思うから、「秘密」を守ることにエネルギーを使ってしまうのかもしれません。「誰にも言えない」と言うことは、「 知ってる 」 事を 「 知らない 」 と言う必要があるからです。嘘を付く為のエネルギーが要るのです。

私は、自分たちが過去に受けた虐待に関する傷を、これから少しずつ社会に何かを訴える時の材料の一つにして生きたいと思っています。



 今日も世間はマイナスの嵐でした。私は、能力を意識して社会に出たつもりだったのですが、“ つもり ”なだけだったのかもしれません。もっともっと楽に生きたいなぁと思います。明日から社会に出るときに何を意識して行けば良いのかな。私は “ 私 ” を意識するのでした。私は自分のすることに意識していくのでした。



 私は過去、自分のパートナーに、子どもに、家やお金、目に見えているだけの物的なものの全てに依存し続けていました。そして心を見つめ傷を癒し続けようとする今も、まだまだいろいろものに依存しようとする私がいます。それは食べ物であったりファッションであったり、時に社会の人であったり。

でもね、私は依存する自分を知っています。そして依存しない自分・・何にも依存しないで自己を確立して生きていこうとする自分が居ることも知っているんです。私は少し前に『権利条約の本』を読みましたが、その時に初めて、私達は国の経済を成り立たせる為に国と言う組織に利用されている事を知りました。私が過去に価値を置いていた「自分の家やマンション、銀行に貯金すること。何かを買う。雑誌の中のファッション。高い化粧品。テーマパークや、ラーメン屋もファミレスも、父の日も母の日もこどもの日」さえも、何もかもが国を栄えさせる為に利用されていたのです。お金とは世間とは、社会とは国とは、私が自分の心を殺して目の前の集団や話題に溶け込もうとすることは、私が生きる為には何の価値もないのだと知ったのです。そしてその背景には、過去の大量生産の中で皆が足並みそろえて同じ色に染まると言う事を要求されていたのだと。その事を知った後の私は “ もう何処の集団に属する必要も感じない。私はただ自分を楽しむ事だけを意識して生きていこう。 これが自己の確立に繋がるのだ”と言う気持ちが私の心に自然に浮かび上がっていました。そうです。私はそんな一面も持ち合わせています。


 これからどうやって生きますか?私はこの一年間と同じように、ひたすら自分の心を見つめ続けて生きていこうと思います。今日も職場では、私には関係のない話を囲む人々の姿が見られました。それはそれで構わないのです。私は・・・。ただ一人で座ってた。良いんです。私はその話題を必要とはしていないのだから。

 巻き込まれさえしなければ、私は “ 私 ” を意識して自分の大切なものに付いて、いつも考えていられるのです。23:55


Mamo |MAILHomePage

My追加