日英双語育児日記
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2007年02月14日(水) バルト

Tの本読みリストには、Ladybirdのシリーズのほかに、別シリーズでの「バルト」(The Bravest Dov Ever, The True Story of BALTO)も入れている。

ディズニーの映画にもなった話で、アラスカの小さなに、吹雪の中、犬ぞりで薬を運んだ犬、バルトの物語。

英語は、そこそこ結構難し目。Ladybirdシリーズは、不規則な単語はほとんどなくて、かなり語彙コントロールされた、本当の初学者向けの読本だけれど、このRandom HouseのSTEP into readingは、その次の段階。で、これは、STEP 2で、Grades 1-3(1年生-3年生)といったところ。

たとえば、こんなかんじ。
The room buzzed with excitement. That did seem like the quickest way to get the medicine. But the doctor frowned.

今回Tに与えたリストのなかでは、どうみても一番難しく、長いので、最後に、読みに慣れてきてから読めばいいものを、どうもTは、さっさとこれにかたをつけたいらしい。

「難しいものを、さっさとすませて、あとは楽なものだけにしておきたい」のか、「単に、難しそうなものをやってみたい」のか、そのへんは、よくわからないのだけれど。

読み始めた日に12ページまで。
二回目の挑戦で23ページまで。
そして、今日、三日目では、48ページまで、がんばって読んでしまった。

なんども、なんども「あと何ページ残ってる?」と、残り、読まなければならないページ数を数えながら。(数えている暇で、続きを読めば?と思うのだけれど)。

もちろん、読めない単語も多くて、助け舟をだいぶ出しながら読んだ。フォニックス規則は、最低限しか教えていなくて、習うより慣れろ、というかんじで、量をこなしていれば、だんだん覚えてくるだろう、というかんじ。

teamなど、何度も出てくるのだが、そのたびにtimeと読んでいたので、eaで、イーでしょ、と念をおして、ようやくティームと読むようになった、というようなかんじでもある。

Americaを、なんと読むのか、一字一字、音価を解読していた。最後のcに、/s/の音を当てていたので、/k/だ、と教える。

そうすると、次にCentralが出てきたときに、cは/s/だ、ということが混乱のもとに。うーん。やはり、英語の綴り字は不規則だわ。

ともあれ、Tくん。バルトが読めたことが、とても嬉しかったようで、今日は帰りの遅いDに、電話で、バルトが読めたことを報告すると言い、かけてやると、嬉しそうに、It takes only three days.などといっていた。


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