殿方との一件があって、その後に 「色々失礼な事いってごめんなさい」とメールをしました。
すぐに返事は帰ってきて 「いいですよ。アスカは友達として会えますよ」と。
こうやって一件落着したように思えたのですが 問題はその翌日に起こりました。
実は、殿方は下宿の大家さんの息子さんなのです。 だから彼が好きとかどうか以前に、いつもアジュンマに申し訳ない 気分でいっぱいでした。
好きになったらすぐ告白する私が、これだけ溜めてたのも 生まれて初めてで、それでもどうしても自分の気持ちが 伝えたくて彼に本心を伝えました。
その結果は日記にも書いたように「友達でいよう」
その時は悲しかったし、辛かったけど 彼の気持ちも理解できたし、私も普通に接していけるくらい 立ち直れました。
だけど、お母さんの気持ちはそういう訳には 行かなかったようです。
私の様子がおかしいのを察して、殿方に訪ねたらしく そこで殿方が「アスカが俺を好きだって言った」と 答えたんですね。
それでもう母は怒り心頭。
私は呼び出され、20日までにこの下宿から 出て行くように言われました。
「自分の息子に好意を寄せている女を ひとつ屋根の下に住まわせる訳にはいかない」という訳です。
今まで、本当にアジュンマにはよくしてもらいました。 かなり優遇もしてもらったし、「お前を信じているから」と 言ってくれたのに、私はその期待を裏切ってしまったんです。
なぜ私が好きだと言ったことを彼はアジュンマに 言ってしまったのか、訪ねてみました。 小さい子供でもあるまいし、とても信じられない事だったからです。
でも、韓国では当たり前のことなんでしょうか。
息子の問題は母の問題。 母の問題は息子の問題。
自分の子供の事は何でも知っていなくてはいけないそうなんです。
「うちの息子はお前を一度でも好きだって言ったのかい?」 とアジュンマ。
「いいえ、私の一方的な気持ちです」と答えると
「そうだろうね」
私以前に、誰とも結婚する気持ちもないらしく 一生独身でいるつもりみたいです。
どんな金持ちの娘さんを紹介してもダメ。 殿方を気に入った女性から何通も手紙が届くそうで この日も彼宛の大きな小包が女性から届いていました。 でも殿方はそれを一切受け取らないそうなんです。
だから、私の存在もウザく感じてしまったんでしょう。
殿方に「引っ越すように言われました」と伝えると 「何を言っていいかわかりません」 としか返事が戻ってきませんでした。
それでもアジュンマに言われたことも 殿方がチクった事、最後の応対に対して なぜか怒ることも怨むことも出来ませんでした。
悲しいのは、自分がもし殿方にコクっていなければ この先も楽しく過ごせたし、殿方とも仲良くいれれたかもしれない。 と、後悔している自分がいることです。
「好きだと言ったことに後悔していない」自分が ちょっとカッコイイなーって思ってたはずなのに。
下宿の雰囲気は一変し、アジュンマは私を見ようとも しません。 もうここには敵しかいないんです。
頭の中は真っ白になり、部屋に戻り まっさきにJさんの事が頭に浮かび、すぐ電話をかけました。 「とりあえず、落ち着いて次の移動先をまず確保する事」 そう言われ、気持ちを落ち着けたつもりだったんですが 気が付いたらパソコンを抱えて、外に飛び出していました。
今朝までアックジョンの知り合いの人と 一緒にいて「勇気を出して頑張れ」とは言われたんだけど とにかく全てが突然過ぎて、どうしていいかわかりません。 何とかしなきゃ、何とかしなきゃって 気持ちばかりが焦って、前に進めないんです。
でも、今日本に逃げ帰る訳にも行かないし タイムリミットはあと5日。 どこまで出来るか自分でも予想がつきません。
不安、不安、不安・・。
頑張らなきゃいけないって、頭ではわかっているんだけど 悪い方しか今は考えが思い付かないんです。 私得意の「死んじゃったら楽」って。
どうか、この日記が最後にならない事を祈って・・。
サムエルの横須賀公演、見たかったな。
|