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出無精のくせに 急に思い立って、何処かに行きたくなることがある。 特に、春のこんな日には。
そんな私の気紛れを 小さかった子供達は、まるでイベントのように喜んでくれた。 私もそれが嬉しくて、子供達が喜ぶような所に行ったりもした。
子供達は私の喜びを、私は子供達の喜びを 自分のことのように と言うよりも、むしろ 自分の喜びそのものとして感じていたのだろう。
今ではもう、何処へ誘おうと 「行って来ていいよ」と言われてしまう。 「あーあー、イタリアに行きたいなぁ」と言っても 「行ってくれば?」で終わる。
いつの間にか 私の喜びを自分の喜びと感じなくなった彼らは成長したのだ。 もう、彼らのお楽しみワールドには、私の存在はない。
無事に育ってくれて良かった。
あとは、自分の成長を促すしかない。
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