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2004年04月10日(土) 春の孤独

出無精のくせに
急に思い立って、何処かに行きたくなることがある。
特に、春のこんな日には。

そんな私の気紛れを
小さかった子供達は、まるでイベントのように喜んでくれた。
私もそれが嬉しくて、子供達が喜ぶような所に行ったりもした。

子供達は私の喜びを、私は子供達の喜びを
自分のことのように
と言うよりも、むしろ
自分の喜びそのものとして感じていたのだろう。

今ではもう、何処へ誘おうと
「行って来ていいよ」と言われてしまう。
「あーあー、イタリアに行きたいなぁ」と言っても
「行ってくれば?」で終わる。

いつの間にか
私の喜びを自分の喜びと感じなくなった彼らは成長したのだ。
もう、彼らのお楽しみワールドには、私の存在はない。

無事に育ってくれて良かった。

あとは、自分の成長を促すしかない。



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rachel |MAIL

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