Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
蓼喰う虫も好きずき
先週の、ちょっと苦笑してしまった海外ニュース、 英国がタデ食う虫を日本から導入
19世紀の英国人って、外国の珍しいものを見つけると持ち帰らずにはいられない性分だったようだから。 軍医が連れて帰ろうとしたウォンバットが、艦長の帽子の金モールを囓った…という悲劇もどこかの艦にはあったし、
このニュースによると、「英環境・食料・農村省は、19世紀に観賞用として日本から持ち込まれたタデ科の植物イタドリを駆除するため、イタドリをエサにする日本の虫を導入すると明らかにした」のだそうです。
イタドリの英語名は「Japanese knotweed」と言います。 建設関係に勤める私は、英国の業界専門誌で最初にこの単語を見た時に、日本に関係する記事かと思ったんですが、単に植物の名前でした…日本から来た植物ではありますが、 この記事にもありますが、イタドリは「コンクリートも突き破って伸びるため、道路やビルへの損害も大きく」あちらの国では以前から結構問題のようです。 あれ?でも日本ではこういう話あまり聞かないけど、どうして英国だけ?と、以前から不思議に思っていたのですが、どうもその理由は日本には「蓼食う虫」がいるからのようですね。
まぁなんでもかんでも(ウォンバットもツチブタもナマケモノも)持ち帰りたがる英国人こそ「蓼食う虫も好きずき」なんじゃないかと、外国人である私などは思うのですが、その英国に「蓼食う虫」がいなかったとは、ちょっとびっくりです。
2010年03月12日(金)
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