Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
銀座教文館 ランサム企画展
仕事帰りに銀座教文館ナルニア国の「アーサー・ランサム企画展」に立ち寄ってきました。 ランサムに忘れられない思い出のある方>是非ぜひ足をお延ばしください。 私などはもう正面から一つぱぁ〜んとくらって、「うわぁ」と口を開けたまんま写真に見入ってしまいましたので。
いやその、舞台となった農場も湖も川も島も桟橋も、実際に実在するとは聞いてたんですけど、 実のところ湖と川は、時間がなくて対岸からだったけど、私、英国旅行時に自分の目で見てはいたんですけど、 いや…ホントに本当にあるんですね。
本当に本の中の挿絵そのままで…、それはパネル写真を撮られた方が、挿絵と同じ角度で同じように写真を撮られているからなんですけど、 でもランサムって1930年代の物語なんですよ。70年以上前なんですよ、なのに当時の景色がそのまま…さすがイギリスだわ。
写真の角度…というか、光景をファインダーに切り取る目が、物語の中の子供たちの視点そのままで、この写真を撮影された方は、本当にこの物語がお好きで、その主人公の子供たちの目で、この景色を見てこの写真を撮られたのだなぁということが、見るからにわかるのです。
展示室の中央に、復元されたツバメ号が、陸に上がっています。 「小帆船の各部となまえ」という図解ページが一緒に紹介されていて、 表紙裏にこういう図解というのは馴染みなのですが、その、最近は「74門(二層甲板)艦概念図」だの「各種甲板見取り図」ばかりだったので、 あぁそういえばランサムの表紙裏に帆船図解があったんだ…と懐かしく思い出す一方で、 マスト1本メンスル1枚のこの図解から出発して、今はスカイスルだのスタンスルだのクリューラインだのって随分複雑かつ遠くまで、私も来ちゃったんだなぁとしみじみ。
神宮先生の講演会に当たりましたので、明後日もまた銀座に参ります。 知り合いが軒並み抽選にはずれてしまったようで、何だか私だけ申し訳ないような気もするのですが、 このブログという場もあることですし、こうなったからにはメモ帳準備万端整えて、一言なりとも聞き漏らさず、きちんとした講演会レポートをupできるよう頑張って聴講して参ります。 会場で見かけられましたら、お気軽にお声おかけくださいませ。
ところで、ポリネシアの復元帆走カヌー「ホクレア号」が明日、横浜に入港するのだそうですね。 歓迎式典その他いろいろなイベントがあるようです。 乗船見学会もあるようで、珍しい船(帆船)なので興味があるのですが、ちょっと横浜・銀座の掛け持ちは出来かねるところ。 こまっています。
ホクレア号のスケジュールは下記をご参照ください。 http://www.yokohama-seafes.com/hokulea2007/event.html
2007年06月08日(金)
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