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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
Amazing Grace

アカデミー賞発表の月曜日、今年は他人事だなぁ〜と思いつつ、映画情報で探していたのは、全米映画興行成績でした。
アカデミー賞の結果については、リメイクが作品賞というところにちょっと引っかかりがあるんですけど、でも私まだ「ディパーテッド」を見に行けていませんので、全ては作品を見てから(って何時になるんでしょう? 少なくとも新年度に入ってからですけど、まだやってるのかしら)にしようと思います。

さて、こちらでの当座の問題は、先週末の全米映画興行成績。
18世紀末〜19世紀初頭のあの時代を舞台に、ヨアン・グリフィス主演の「Amazing Grace」が、23日から全米公開になりました。
地味な映画だからトップテンに来ないかも案じていたのですが、何とか10位を確保、ヨカッタ。
…って、私が心配する筋合いではないって、よくわかってるんですけど。でも同じあの時代だし、それにやっぱりヨアンのその後は気になるというか、ホーンブロワーですし。

Amazing Grace 公式ホームページ(英語)
http://www.amazinggracemovie.com/

この映画、ノートン社のオブライアン・フォーラム(掲示板)でも早速やはり、話題になっていまして。
公開直後に映画館に出向いた米国のオブライアン・ファン多数。
「良い映画だった。オブライアンのファンはきっと気に入ると思う。見に行くことをおすすめする。ドックヤードと甲板のシーンはリアル。幾つか細かい史実にはずれる点はあるが、全体の歴史考証は忠実」
というのが、掲示板に書き込まれたアメリカのオブライアン・ファンの主な感想です。

オブライアンの小説では12巻と15巻で、マチュリンの患者として顔を見せるクラレンス公爵が、この映画に登場するのだとか。
上記公式ホームページを見ていると、首相の小ピットなども出てきますし、この方はラミジ・シリーズにちらっと出てきたと思いますが、まぁ同じ時代ですから、時代背景を知るには良い映画なのではないでしょうか?

上記ページから予告トレイラーを見ることができますので、当時の議会の雰囲気などちょっとわかるかも。
でもヨアンがホレイショと同じ髪型で(あの時代ですから当たり前ですが)、私服で甲板に立っていると(議員さんの役ですから)、何かヘンですね(笑)。
あ、最後に老けメイクのヨアンもご覧になれますよ。

この映画の日本公開が実現するように祈ります。
配給会社さま>よろしくお願いいたします。


2007年03月04日(日)