Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
最近の巷を歩いて
今週末はセンター試験ですね。 土曜日は関東も雪とか、試験日になんてこと。受験生の皆さんは大変です。 まぁそれでも雪はある程度平等に降りますが、私の受験の時には「品川駅まで行ったら山手線が止まっていた」ということがありました。 これはちょっと不公平。山手線以外を使う受験生には問題がないわけだから。 まぁ東京に生まれ育った人間なので、代替交通手段はすぐに思いつき、もとから時間に余裕を持っていたこともあって開始前には着きましたが(でも既に試験官が説明を始めてましたよ)、地方から来られてこの複雑なる首都圏交通網に慣れていない方は、どう対応されたんだろうかと。 こういうこともあるので、時間には余裕を持って、代替ルートも2つ3つは前もって調べておいた方が良いのかもしれません。
まぁそういう季節になったといことで、首都圏のJR通勤電車にも予備校の広告がめだつようになりました。 これもちょっとイヤですね。まぁその性質の宿命上いたしかたないこととは言え、なんだか失敗したらいらっしゃい!と言ってるようで(苦笑)。 私の職場の近くの大学で、校門前で予備校の人が受験生に鉛筆を配っていたことがあるんです。 まだ20台だった頃、一度だけ間違えて渡されたのですが(すみませんね童顔で)、鉛筆の側面に1〜6の数字とA〜F、そして予備校の名前が書かれていて、「答えがわからなかったら、この鉛筆をころがして出た記号を記入してください。それでもダメだったら来年はうちへ」ってことらしいです。 ………。
いやその、でまぁとにかく最近の、首都圏のJRの車内広告のひとつに、「うちは英語力が売り!」という予備校の広告があるんですけれども。 問題はその宣伝方法。 「ナポレオンも推薦する。○○○学苑、我が輩も英語が好きになった」っていうのが歌い文句なんですけど、 そんなのありですか? 皇帝陛下が英語を好きになったりするんでしょうか? そこって英語力はつくかもしれないけど、西洋史認識には問題が…あったりしませんか?って(苦笑)。
さて、そろそろ終わりを迎えつつありますが、今は冬物バーゲンの季節でもあります。 私は恥ずかしながら、流行にとんと疎いヒトですが、今年のヤングカジュアルはオールドブリティッシュが流行り? なんだかあの時代の水兵さんが着ていそうなコートがいっぱい出ているんですよね。 去年あたり流行の「いかにも現代の士官向け」なかっちりピーコートとは違って、デザインも色もちょっと古風。
今年の流行はヴィクトリアンなのだと聞きましたが、このコートの雰囲気は即位早々というか1850年より前かな〜。 その一方で世紀末風な襟の高いブラウスなどもあったりしてね。まるでハリーポッターのマグゴナル先生(マギー・スミス)が着ているような。 いやそのちょっと、これ欲しいなぁと思って。この年齢でヤングカジュアルのフロアなんて恥ずかしいんですけど、ほら、でも当時の英国ではマギー・スミスのようなご年配の方もこのブラウスを着ていらしたのだから、私が着ておかしいことはないっ! …と言い訳して買ってきました。さすがに職場には着ていきませんが、お休みの日に楽しんで着させていただこうと。
ところでそんな中、同じフロアで「こ、これはなに〜?」な発見を。 今年はやり?なのかな?Wコートってあるでしょう。前の返しを重ねるとダブルのコートになって、でも返しを反対側にボタン止めして前を開けて着ることもできる、ウェスト丈のデザインのコート。ヤングカジュアルのお店にときどき見かけるんですけど。 あの紺のコートって、返しの部分に白襟付けたら、海尉の正装っぽく見えませんか? よくよく見ると、とってもオールドブリティッシュ・ミリタリーなんですけど。 赤羽駅の駅ビルのお店では、同じデザインでグリーンジャケット発見! シャープのライフル銃隊と同じ色! やだわ〜、なにこれ〜。でも嬉しい。誰か買って着てみて〜!
え?私? 私は購入いたしませんですよ。お遊びはブラウス一枚で十分、さすがに年齢を考えないと。 …というかですね、その昔、海洋小説にハマったばかりの頃、はしゃいでピーコートを買いましてね。 コートって持ちがいいもんですから、まだそれうちにありますんですよ。 そう衣装スペースがあるわけでもないし、同じ色の似たようなデザインのコートが何枚もあっても困るじゃないですか?
ということで、どなたかよろしく。あぁでもいぃなぁ、あの赤羽にあったジャケット。
2006年01月19日(木)
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