umityanの日記
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2016年08月01日(月) 八月の声。

八月の声を聞いた。蝉の声も必死で後を追っている。最後の花を咲かせようとしているのだ。八月かあーーー。僕にとっては、うれしくもあり、うれしくもなし。何がうれしいかと言えば、暑さも峠を越して、もう少しで、涼しくなり、過ごしやすくなるだろうという期待が持てることだ。うれしくもないことと言えば、お盆が近まり、亡くなった母や父のことを、否応なく思い出すからだ。

そういえば、千代の富士関が亡くなった。小兵ながら大型力士たちを、ばたばた倒していく姿は圧巻だった。まさに、ウルフ。サラリーマンとして戦場を生きていた僕、いや僕以外の人たちにも、大きな希望と夢を与えたに違いない。たただただ悲しい。心よりご冥福を祈ります。

ところで、僕、ジャイアンと、ネズミ男君共同による、雑草刈り大作戦は昨日までで終了した。大いなる成果有り。周囲を見回せば、我々の心と同じように、きれいだ。二人して、にっこり笑ったことよ。

おっと、良かったことばかりではなかった。実は、ネズミ男君が蜂に指を刺されたのだ。剪定機械で枝を払っていたところ、内部に巣を作っていたのだろう。数匹の鉢が飛び出して、ネズミ男君の指を噛んだ。いや、刺した。彼は「いたたたあーーーー」と言い、軍手を脱ぎ、刺された指をを口に加え、蜂の針を吸い出そうともがいた。針がとれたかどうかはわからないが、手の甲が腫れてきた。「何か薬はないか」というので、家に戻り、探したが、適当な薬は見当たらず。オロナインがあったので、それをつけて、応急措置としてリバテープを巻いた。「これじゃ効かんばい」と、彼は眉をしかめて言った。

僕、ジャイアンは一度も蜂に刺されたことはないが、彼は我が家で二度目の経験である。
蚊にもよく刺される。「あんた、よほど体が甘いんだぜ」と笑って言うと、「おいらは二酸化炭素を人より多く放出しているんだろうなあーー」と、わかったような、わからないようなことをつぶやいた。

まあ、そんなこんだで、その夜は、彼の労働に対する慰労、蜂見舞いを兼ねて、小料理屋で一献やった。ネズミ男君の腫れた手の甲を見かねて、ママさんが氷を袋に詰めて、彼に渡した。どうも、熱を持っているようだ。と、同時にかゆいらしい。氷は気持ちよさそうだ。酒(焼酎)のほうは、僕のおごりと知って、グイグイ、お代わりをしていた。「そんなに飲んだら、明日はもっと腫れていても知らないぜ」と思ったが、「まああ、好きにせい」とほっておいた。

ところで、蜂事件はこのくらいにして、最近、良いことがあった。なんと、ネズミ男君がさるスナックで、二個目のキャップをゲットしたのだ。88点を二回出したのだ。我々は小躍りして喜んだ。以前も書いたが、数千円はする、つばや前面に金色や銀色の刺繍をこらした、素敵なキャップである。悲しそうな顔をしている僕の姿を見て、なんと、ネズミ男君がゲットしたキャップを僕にくれるではないか。うれしいこと限りなしだ。持つべきは友達だ。

その後、数回その店へ足を運んだ。。「今度は僕ジャイアンがゲットするでえーーーー」と、いつも気負って挑戦したが、敗北ばかり。ママは勝ち誇ったかのように、カウンターに数個のキャップをだしたり、ひっこめたりだ 。この態度は気に入らないなあーー。僕たちはさらなる闘志をを抱いて、機械に挑戦してきたが、その都度、返り討ちにあう昨今でございます。僕、ジャイアンとネズミ男君は顔を見合わせながら、「なんでだろう?」と、首をかしげるばかり。

八月は始まったばかりだ。そのうちに良い声も聞かれるだろう。





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