umityanの日記
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2016年07月02日(土) 月下美人の花が咲いた。

昨日、今日と屋外労働に励んだ。昨日は地震で倒れた墓石を起こす作業。最後の一つが残っていたのだ。これが、記念碑のごとく大きくて重い。ネズミ男君とジャイアンは、あれこれ模索しながら、櫓を建てた。ワイヤーをぶら下げ、物体にロープを巻き付け、ネズミ男君が引き上げ用の取っ手を回す。僕ジャイアンは、「いいよ、いいよ、その調子」と、ネズミ君にはっぱをかける。重そうだ。僕は宙に浮いた物体を目的の場所に誘導する。

これがまた難しいんだよなあーー。ゆらゆらと前後左右に動く。ネズミ男君の容赦のない罵声が飛ぶ。「そうじゃない。もっと手前に引くんだよ。手前に。腰を入れて、腰を入れてーー」と。僕、ジャイアンは、「分かってますたい。あんた、引くのも相当に重いんだぜーーー」と反発だ。まあーこんなやり取りを交わしながら、なんとか目的地に物体を移動させた。若干、傾いてはいるが、一応成功だ。 

やれやれtということで、昨夜は夜の街へ繰り出した。生ビールが旨かった。ママさんが「私もいいかしら」と、いつもの笑顔で言い、三人で乾杯した。それにしても、疲れのためか、酔うのが早かった。2次会は、カラオケで、ぞろ目賞を狙いに、とあるスナックへ赴いた。ここでは一日2回ぞろ目を出すと、(ジャイアンとネズミ男君、それぞれれが1回ずつだしてもいいし、一人で2回出してもよい)。素敵な帽子がもらえるのだ。僕たちはこの帽子を狙っているが、なかなか手に入らない。その日はネズミ男君の88点、1回切りだった。残念。

すつかり酩酊し、今日を迎えた。歌を歌うと酩酊しても、朝の目覚めはよい。今日は天気が良い。雨もすっかり遠のいたようだ。ちっともじっとしておれない僕の性分。ネズミ男君へ電話。「今日も手伝ってくれるかい」というと、一発返事でオッケーだ。今日はゲートボールがないとのことで、彼も体を持て余していた模様。

今日の作業は、雨漏り修理である。これも地震のあおりで、屋根瓦がずれて、雨漏りをしていたので、ネズミ男君へ、そう言うと、「おいらにまかせんしゃい」という。なんでも、彼は家を建てたとき、兄貴と二人で、屋根瓦の継ぎ目を全部コーティングしたらしい。もち、大雨が来ても、瓦はぐらつかないし雨漏りなし。

これ幸いと今日、雨漏りのしていそうな場所の瓦に、コーティングを施した。彼は、すいすいと梯子を上り、慣れた手つきで、液を注いでいく。「これはすぐ乾いて雨に強いんだ」という。僕はへっぴり腰で、瓦にしがみついていた。隙間のありそうなところを、余すところなく彼は液を注いだ。2時間ばかりで、作業終了。「雨、雨、フレフレ」と、ネズミ男君は勝ち誇ったように空を見上げた。僕、ジャイアンは、「お見事」と、一応彼をほめておいた。後は時の経過が証明するだろう。お礼に焼酎を1本もたせた。

おっと、今日は屋外労働のこともさながら、もう一つ書きたいことがあった。それは月下美人が花を咲かせたことだ。あれこれ20年近くになるか、同僚からもらった一枚の葉っぱが、どんどん成長し、今年も1個だけ美しい花を咲かせてくれた。以前は何個も咲いていたが、近年は1個のみである。僕の不徳の致すところだろう。

月下美人、純白のドレスをまとった、妖精のごとき花。花言葉ははかない恋。「わおーーーーん、悲しいぜ」。強い香りを放ちながら、一夜にしてしぼんでしまう。なぜ?、わーーーい?。美人薄命とはまさにこのことか?。この世に花はあまたとあれど、僕の好きな花の一位、二位は月下美人と朝顔だ。うんんん、実は花の名前をあまり知らないから、そういうことになるか。

いずれにしても、今年も月下美人に会えたことがなによりうれしい。もっと、大事にして、来年はたくさんの花を咲かせよう。





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