umityanの日記
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2016年06月28日(火) 明日があるさ。

地震かと思えば、今度は大雨。両方が一緒に来なくて今のところは幸いだ。もう、何度も何度も書くが、日本列島は一体、どうしたのかと言いたくなる。

はからずも、先日は一泊二日で同業者の旅行だった。雨に降られたことは言うまでもない。車窓からは霧にむせった町並みがぼんやり見えた。曲がりくねった山道を車は走る。青葉若葉はそれなりにきれいだが、観賞する気になれない。風雨が窓をたたきつけ、音がうるさい。

こんな時は、車内でアルコールを飲むに限る。道すがら、セブンイレブンで、ビールやら焼酎、お茶、水、ワイン、酒等をしこたま仕入れていた。目的地のホテルに着く頃は皆、すでにできあがっていた。これじゃあーー、宴会のごちそうも台無しだ。

山の頂上付近にあるホテルは、以前は保養所だったらしい。4階建ての建物は、近代的というにはほど遠かったが、静かにたたずんでいた。なにせ、町までは遠く、人と出会うことも皆無だ。ホテルの従業員も数少なく、数人で応対していた。それもそうだろう。宿泊客は、我々11名と、夫婦ずれの客一組のようだ。

まあ、我々にとっては、日々の喧噪から逃れて、こんな場所でのんびりと、ひとときを過ごせればよいわけだ。時折、携帯の電話が鳴るが、旅行中と言って、仕事は順延だ。

雨の中、いくつかの観光施設を巡った。高くそびえた古い無線塔、民俗資料館、鬼の洗濯岩みたいな石が連なった海岸、無窮洞という地下教室を訪れた。そうそう、軍艦島をモチーフにしたデジタル映像を大型スクリーンで見たっけ。あまりの迫力に驚いた。

ただ、どこも歴史的価値は高そうだが、なんだか戦争の足跡が強く残っているようで、複雑な心境だった。僕のもっぱらの関心ごとは、酒蔵だった。案内人の説明を聞きながら、出来立ての焼酎やら、酒を試飲した。うまくないわけがない。ねずみ男君へ土産として数本買った。

旅も終わった。昨今は降っては止み、降っては止む雨とともに、静かに書斎の椅子を温めている。いやはや、5月6月は金の要ることばかりだった。自動車税を皮切りに、住民税、県民税の地方税、かくして7月は源泉所得税をおさめねばならない。両手を広げて、じっと眺めた。「うんんんんーー、稼ぎの悪い手だぜ」。

まあ、気を取り直して前へ進もう。明日があるさジョージアでーーー。


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