umityanの日記
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2016年06月16日(木) 三本足のやぐらを組んだ。

沖縄はもう梅雨が上がったとか。「へえーーーー、そうなんだ」。こちらは昨日から雨だ。今日も、降ったり止んだりで、中途半端な空模様。いよいよ梅雨本番か?。蒸し暑い。

午前中、ドラえもん君がやってきた。大きなお腹を揺すりながら、にこにこ顔。いつものパターン。僕、ジャイアンはいつも言っている。「何かいいことあったかい?」って。、にこにこ顔の時は、まず何もない。要するにご機嫌伺いだ。コーヒーを飲んで、ひとしきりしゃべって、帰って行った。僕としては、時々、新しい情報を提供してくれるのでありがたい。

ところで、一昨日の14日には、ねずみ男君と地震で倒れ、転がっている石塔を元に戻す作業を行った。彼の兄が、物体をつり上げる機械を持っているとのことで、それを持ってきたのだ。つり上げる機械はあっても、問題は3本の鉄パイプと針金を用意し、三本足の櫓を組まなければならない。

さすが、昔取った杵柄で、ねずみ男君はいとも簡単に櫓を組み立てた。そこまではよいが、なにせ、長さ3メートルの鉄パイプを立てて、正三角形を作る。パイプが重いんだよなあーー。針金で固定したパイプの真ん中につりあげる機械をぶら下げる。石塔にワイヤをかけて、つり上げ機械に連結する。

{さあーーいくでえーーー」と、ねずみ男君は歯車の付いた取っ手を回し始める。いやああーーー重そうだ。グルグル取っ手を回し続けると、重い石塔が、宙に浮き始めた。「その調子、その調子」とジャイアンが、気勢をあげた。「はい、そこそこ」と言って、石塔をもとの台座に据える。何度も何度も、失敗というか、針金の固定が緩んだりして、やり直しが続いた。それでも、6個の石塔をつり上げ、元の位置に安置した。

いやああ、大変な作業だぜ。な、な、なんと、固定した針金にぶら下げていた機械が、櫓がぐらついて、僕ジャイアンの後頭部に落下した。たんこぶが できた程度で、大事には至らなかったので幸いだった。僕、ジャイアンは言ってやった。「おいおい、ねずちゃんよ、あやうく脳震盪を起こすところだったぜ。」って。彼のせいではないので、責めることはできないが。

その日の夜は、ぐったりと疲れた体を、小料理屋で、いやした。生ビールのおいしかったことよ。旅行の打ち合わせがしたいと言って、のび太君を呼んだっけ。彼は家で、一杯飲んでいたが、ほいこら、ほいこらとやってきた。その日は皆、すっかり酩酊だ。

まあ、そんなかんだで、何とか70パーセントの作業を終えたしだいである。。明日、雨が降らなければ再度、残りに挑戦だ。「ねずちゃんよ、これも修行、修行だぜ。きっと仏の加護があるぜ」と言って、僕、ジャイアンは、ねずみ男君を奮い立たせている。

雨に打たれたアジサイの花がきれいだ。毎年、いつわらない姿を呈してくれる。「ねずちゃんよ、俺たちの心と一緒じゃないか」って、作業を終えて、彼に言葉をかけた。ねずちゃんは「にこっ」と笑った。






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