umityanの日記
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2016年06月02日(木) さらば故郷よ。

あっという間に六月だ。地震の後遺症をひきずりながら、今日まで来た。我が家はまだ、部分的に崩壊した白壁の補修が続いている。かってない経験。補修中に地震がきたらダブルパンチだぜ。「お願いします。断層さん、静かにしていて」と、願うだけだ。聞くところによると、日本列島には2000個以上の活断層が走っているそうな。ということは、どこに住んでいても安全な場所ってないわけか。 

最近は、地球よりも、宇宙に関するニュースが、やたらと目につく。こんな地球を見限って、宇宙に飛び出そうってわけか。賛成だ。太陽系の中に生命体が存在する惑星はあるのか?。そうそう、木星の衛星、エウロパに地球の海と同じような海水があるという記事を見た。生命体の存在が期待される。系外惑星の中にも、生命体がいそうな惑星が数多く発見されている。残念ながら、そのほとんどが生命体が住むには過酷な環境ばかりのようだ。

それでも、近い将来に、宇宙旅行や、他の惑星への移住も可能になり、エイリアンとの遭遇もありえるだろう。そこに、僕の第2の故郷を作りたい。残念ながら僕の生存中は無理かもしれないが・・・。

ところで、先月の最終日曜日(29日)に、故郷で催された恩師の傘寿お祝い兼、級友会に参加した。久しぶりに高速道路を走ったが、地震のあおりで、道路は対面通行を強いられ、スピードも50キロ規制がなされていた。高速を降りて、級友の一人である画家、「きさわい君」の家へ立ち寄り、画廊に飾られた、彼の作品を鑑賞した。

いつぞや、「短い足で、ハットをかぶった僕が絵に登場しているよ」と、彼が言った。「その絵、売れたかい」と聞くと、まだのようだ。どうも、僕に買ってもらいたいらしいが、今、絵を買うだけの資金がない。彼からプレゼントがあるまで気長に待つことにしよう。

八十歳の恩師に会った。相変わらず元気だ。僕たちにあわせて焼酎をぐいぐいあおっていた。いやああ、お見事。国語の事業で、居眠りをして、頭を拳固で「コツン」と、やられた記憶だけが脳裏に浮かぶ。20名近くの級友たちが参加。結構、遠いところからの参加もあった。いやああ、皆、それぞれに齢を重ねている。うん十年の歳月は人をかくも変化させるか。誰か、わからない級友もいた。僕だけが一番若く思えた。皆、自分自身をそう思っているかもしれないが・・・。

残念なことに、会場のホテルにカラオケがなかった。山口百恵さんの「秋桜」を歌って、最後に「かあーーーちゃーーーーん」と、叫んで、皆の笑いを誘いたかったんだけど、それはない。楽しい語らいの中で、級友会は幕を閉じた。ホテルで一泊し、翌朝、後ろ髪を引かれる思いで故郷を後にした。

もう、母もいない。さらば故郷よ。



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