umityanの日記
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2001年10月24日(水) 久しぶりの兄弟けんか

久しぶりに兄弟けんかをした。離れた場所で暮らしていると、兄弟でも考え方は、まるっきり違ってくる。「あれっつ、場所ってかんけいあったっけ」。とりあえず、お互いに自説を譲らないので、しまいには,興奮して、「もう絶交だ。兄弟の縁を切る」というところまでエスカレートしてしまう。一般的には弟が兄をたてていれば何も問題はないのだろうが、何故かしら、兄の考え方にじれったさ、「しっとではない」、を感じて、つい反抗してしまうのだ。母にしてみれば、どちらの側にも立ちようがない。ただ、最終的には墓を祭っていく長男を援護せざるをえないようだ。おまけにスープのさめないところに住んでいりゃ、かわいさも百倍だろう。こう書くと、次男坊に生まれ、遠方に住むわが身をひがんでいるように見えるかもしれない。正直、そういう面がないわけでもない。兄はいつも我が先祖の代表として、周りから見られ、それなりに、権威というか、威厳をもって生きていかなくてはならない。僕には権威も威厳もないが、親せき付き合いとか、いろんなしがらみから解放され、悠々と生きられる。果たして、どちらが良いとか悪いとか、比較はできないが、古い慣習を残した日本的家族制度の是非を思わざるを得ない。時代は変っても、まだ長兄さまさまである。
たとえ兄弟でも、他人のはじまりというし、親子以上に深い絆でむすばれた兄弟だっている。千差万別である。今、僕は悲しいかな、兄とはしばらく口も聞きたくない。あとで、僕に謝りをいれてきても知らないぞ、という心境である。兄もそう思っているかもしれない。これって、本当は仲がいいのかも。
いけない、いけない、妥協を許してはいけない。これが兄との永遠の別れになろうと、僕は折れるつもりはない。僕も相当に、かたくなな頑固者だ。


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