umityanの日記
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2001年09月18日(火) 誕生日−−めでたくもあり、めでたくもなし。

9月も半ばを過ぎた。娑婆世界の喧騒とは裏腹に、秋晴れのおだやかな天気が続いている。やがて僕の誕生日がめぐってくる。昨年も同じことを言っていたようだ。いまさら、誕生日なんて、ちゃんちゃらおかしいが、歳をとるということは、なんとなく、めでたくもあり、めでたくもなし。どちらかというと、本音はめでたくない方である。若いうちはカップルでケーキをなめあって、ワンドリンクを二本のストローで飲みあうなど、楽しくめでたいのかもしれないが、僕ぐらいのミドルエイジになると、ケーキでもなかろう。「そういう経験がないからジェラシーを感じているのか?おまえは」と、どこからかそんな声が聞こえるようだ。まあ、酢だこを魚に1杯、ひっかけているほうが性に合っているような。昨年は、ゴマ焼酎のボトルを2−3本、「誕生お祝いよ」といただいた。仲間とおいしくいただいたが、ロハで飲む酒って、あっという間になくなるし、また、ボトルがなくなった後の値段って高くなるような、ならないような。「あああ、やだったら、やだね」。歳をとると、疑い深くなるし、夢もロマンもなくなるのか。淋しいものだ。誕生日のことはこのくらいにしておこう。今、世界はとんでもないことになろうとしている。テロリストとアメリカの戦争。一触即発の状態である。さらには、株の暴落による世界恐慌の危機。21世紀元年に、このような非常事態が訪れるとは誰も夢にも思わなかっただろう。何とか両方とも回避できれば良いのだが、テロによって奪われた罪のない人々の命を考えたとき、衝突の危機を回避することは難しいだろう。たとえ、宗教や信条が違うとは言え、平和を求める心は同じだと思うが、培われた憎しみと怒りを消すことは出来ないだろう。ただただ悲しく思われる。
勝手な利己主義かも分からないが、少なくとも、僕の誕生日は平穏に過ぎて欲しいと願うばかりである。


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