umityanの日記
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2001年09月17日(月) |
2000年の歴史の反省 |
何か書こうと思っても、叔母の死のことや、テロによるビル崩壊の衝撃的シーンが思い出されて、日記を書く気になれないでいた。連日、徹夜で人命救出のため、瓦礫の搬出作業が続けられているが、まだ随分と時間がかかるようである。それほど、大きな惨劇だったことを物語っている。瓦礫の下には行方不明となっている無数の人たちが救出を待っている。一刻も早く救出されんことを願っている。 僕は今、何も出来ないでいるが、世界のあちこちからはボランティアの人たちが駆けつけて、手伝っているらしい。人々の心ってこんなにもあたたかいのだ。テロとか戦争がおこるのが不思議なくらいである。災難時に縁もゆかりもない人間が無心に助け合う。この精神が残っている限り、人類の滅亡なんてありえないだろう。 テレビでは色々と、有識者の人たちが意見を述べている。身につまされるような意見ばかりである。確かに客観的に情報を分析することは大切である。ただ、悲しいかな、我々は、この戦争を止めることが出来ない。人間のどんな深い英知をもってしても、今回の無差別殺りくを許すことができないからだ。神は「罪を憎んで人を憎まず」と言う。本当にそうであるならば、我々は2000年の歴史のなかの幾多の過ちを、謙虚に反省しなければならないだろう。もう、その時間も残ってはいないのだが。
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