umityanの日記
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2001年09月08日(土) 叔母の死・・・・1

叔母が亡くなった。父の義理の妹である。ずっと関西に住んでいた。時々、実家で法要があったときなど、会うことがあり、ひょろ長いスマートな叔母さんと言う印象を持っていた。その叔母がしゃべる言葉を関西弁というのか、大阪弁というのか知らないが、とても変というか、おもしろいというか、奇異に感じたものである。僕の母に「おねえちゃん、そんなことせんでええわ」、「ほんまに」、「気いーつかわんといて」、「行かれへんわ」、「ほんならよろしう頼みますわ」とか、自分の父、母のことを「おとうちゃん」、「おかあちゃん」とか言っていた。まだまだ他にもたくさんあるが、思い出せない。僕は言葉には出さなかったが、子供心に「何か変」と思っていたようだ。その後、叔母とは何回も会ってきたが、叔母の付き合いはもっぱら母とのことが多く、僕たち兄弟はそれぞれに遠くから眺めていた。
叔母の趣味は書道だった。昨年入院するまで、ずっと教えていたし、また先生について勉強もしていた。以前、日記にも書いたが、そんな叔母が僕に書道を習うことを勧め、僕も一時的にこちらで習っていた。叔母は書道の本やら、道具まで用立ててくれて、僕も引き込みがつかなくなり、仕方なく習ったというのが真実である。そんなわけで出席率がわるく、見事に破門されてしまった。叔母は恐らくそのことを知っていたのだが、僕には一言も言わなかった。今、叔母の好意を無駄にしたことを後悔している。続く


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