umityanの日記
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2001年08月27日(月) 同窓会 (2)

同窓会でいつも思うことは、「皆、大人になったんだなあーー」ということである。何故って、学生時代はあんなにおとなしく、恥ずかしがりやで、ほとんど大衆の前で、話したことがなかった奴が、今では堂々とステージで弁を振るっているからだ。この傾向は男も女も同じ。「へええーーー、時はこんなにも人をかえてしまうのか」。僕の偽らざる感想である。そういう僕も大きく変貌した。変貌であって決して豹変ではない。何をかくそう。僕がその、おとなしくて、恥ずかしがり屋の第一人者だったのだ。今ではすっかり、おっちょこちょいの、あんぽんたんの、おたんこなすに、なってしまった。よく飲み、よく歌い、よくしゃべり、よく笑う。よく泣くだけがない。もちろん、悲しい場面に遭遇すれば、「よく泣く」もあてはまるだろう。もっと上品に言えば、「よく涙を流す」と言うことになろうか。男たるもの、人知れず涙をながすもの。いたずらに人前ではなくものではない。これはばあやからの教訓である。ただ、人が皆、そうであるように、悲しいことは嫌いだから、涙は避けて通るようにしているし、今までそうしてきた。僕がかくも変貌した理由。いわずもがな、大人になったからである。そりゃあいつまでも、とっちゃん坊やで、子供みたいに太平楽に人生を過ごせれば最高なんだろうが、人生はそうは甘くない。それなりに、大人の自覚を持って生きなくちゃ。その端的な例が、社会の構造、組織、人との係わり合い、愛、優しさ、喜び、悲しみ、醜さ、憎しみ、欲、生と死。そういった大人が生きていく為の処方箋というか、処世術が理解できるようになったことだろう。本音をいえばこんな処方箋なんて「くそ食らえ」といいたいところだが、しかたなかんべ。ちょっと下品になってしまった。
同窓会で、仲間達と出会い、それぞれに大人になった姿を認め合い、子供だったあのころにもどり、未熟で滑稽だったお互いに抱腹絶倒する。これも大人の淋しいよしなごとなのか?続く・・・・・・。


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