umityanの日記
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2001年08月16日(木) とっちゃん坊やって僕のこと?

残暑見舞いの時期なのに、いまだに盛夏のごとく猛暑に見舞われている。かってこんなに暑い日が続いたことがあったろうか?お盆に日本列島を移動した人たちはさぞかし大変だったに違いない。その反面、「私達は海外で涼をとってきたから快適だった」という人達もいるだろう。おおおお、うらやましい。世の中ってどうしてこんなに不公平なんだろう。僕なんか、盆休暇どころか、故郷にも帰らず、ひたすら労働にいそしんでおりました。こう書くとかわいそうな僕ちゃんであるが、まあこれも運命と思ってあきらめている。電話で母と話したが、つつがなく過ごしている様子。何よりである。小さい頃は、母が盆団子なんか、こしらえて、黄な粉にまぶして兄弟みんなで食べた思い出がある。おいしかったこと。夜は浴衣に着替えて、盆踊り。うちわを帯に差し込んで、気負いながら踊ったものだ。当時より自意識だけは過剰で、目はマドンナの姿を追っていた。ちゃっかりしたものだ。時間はゆっくり流れ、夜の冷気が心地よく肌を刺激した。今では遠い遠い過去の風景である。当時に戻れたら戻りたい。悲しいかな。「名月をとってくれろと泣く子かな」と一緒で、不可能である。今は時間がどんどん早く流れ、盆踊りに興じるゆとりも、なくなってしまった。大人になった証拠なんだろうか。ただ、気持ちだけは子供で、いつでも昔に戻れる。まさに、とっちゃん坊やってとこか。時のながれに、いたずらに翻弄されるばかりでなく、良きものは良きものとして、しっかと人生を見つめていきなくちゃ。そう思う最近である。


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