umityanの日記
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2001年07月12日(木) 冷えたグラスに冷えたビア。

昨夜は久しぶりに早く寝た。疲れていたのだろう。それもそのはず。一昨日は例によって午前様。仕事を終えて時計を見たら、午後6時。「そうか、暖簾はつるされたか」。思わず、脳裏に暖簾が浮かんだ。とそこへタイミングよく、中国人女性と結婚した友人から電話。話があるとの事。これ幸いと暖簾をくぐることにした。霜を張り巡らしたように冷えたビアグラスになみなみと液体を注ぎ、ごくごくと飲み込む。これが実にうまい。やはり、ビールは冷えたグラスに冷えたビールにかぎる。実は今までそのことをしらなかった。別に知る必要もなかったが、無知とは恐ろしいものだ。以前は、出してくれる普通のグラスでそのまま飲んでいた。バラの木にバラの花が咲く。何の不思議もなけれど。ところが、一見客のひとりがいつも冷蔵庫のようなところから仰々しく運ばれてくるグラスでビールを飲むのだ。「へーーーー彼専用のグラスだな」と取り留めて気にしていなかったが、どうも、差をつけられているようで、僕も冷えたグラスを頼んでみた。いやああああ、びっくりこいたの、なんのって。実にうまいのだ。グラスの冷気と冷えたビアがぶつかり合い、引き締まった味をかもしだす。別の表現を使えば、暖流と寒流がぶつかりあうところで成長した魚を食べているみたいなものである。「どんな味」って?。それはもう、筆舌しがたいほどの妙味である。ここまで、誉められれば、飲まれるビールも本望だろう。僕たちはのどが渇いていたせいもあり、たて続けに、数杯ごくごくとやった。ひとしきりついたところで、「さああ本題だ。ところで何だったっけ?」。発言権をもたない友人は相変わらず中国人妻と彼の父、母との確執に悩んでいるという。これはゆゆしい問題である。僕に分かるはずもない。ただただ、時の流れのなかで、理解を深めて行く以外に手はないだろう。と同時に彼女をかばえるのは彼以外にいないということを、認識すべきだろう。紙面のせいにしてはいけないが、この件はあらためて考えてみたい。


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