umityanの日記
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2001年07月06日(金) 自称ブスと自称美人。

世の中も変わったものだ。昨日見たテレビなんかひどかった。自称ブスの女性と自称美人と思っている女性たちが一同に会して壮絶なるバトルを演じた。美人であるといろいろと徳?得?であるという。従って、整形手術をする人も増えているそうだ。自称美人というある女性は、アクセサリーは言うに及ばず、大きいものではマンションまでプレゼントされたと言う。「へーーーー、この不景気の時代に。マンションに値する女性もいるんだなあー」と、恐れ入ってしまった。「願わくば誰かこの僕に貢いでくれる女性はいないものか?」と言えば、「あなた、自分の顔を鏡で見たことある」と言われてしまいそうだ。美人の女性は、それはそれは、スリムで顔は美形。なおかつ、メークから、おっぱいの手入れから、服装に至るまでびしっつと決め、「どう、私の個性は?」と、鼻たかだかにお披露目である。男にはもてるし、町を歩けば好奇の目で見られる。見られることに快感を覚えるのだろうか?。僕に言わせれば、「そんな外見とかに価値観をおくより、もっと人生の何たるかを真剣に学んだほうが、よほど美人ですよ」と言いたくなる。物質の奴隷となって身をやつすことの愚かさに早くきずいて、汗水流して働き、労働の喜びの中から、幸せをつかんで欲しいと願うのは、僕だけではないだろう。彼女たちに言わせれば、「おじさん。古いね。シーラカンス?まさに生きている化石ね。誰にも迷惑をかけていないじゃん。美人になることが、何がいけないんだ。」ということになろう。「ごもっともです」といわねばなるまい。
いやはや驚いた。田舎に住んでいると、都会の美的センスにあふれた町を歩くこともないし、僕は生きた化石以上に遅れているのかもしれない。彼女たちは彼女たちで、都会にお似合いなのだろう。何も美人を批判するつもりもない。ましてや、自称ブスと思っている人達だって、僕に言わせれば、美人より個性があり、心も豊かな人が多いように思える。要は外見で人は計れないし、田で食う虫も好き好きである。それぞれに見合った好みで、人はくっつき、離れるだけである。世の中に美形の人ばかりいたら、「もうそんな顔ごめん。見たくない。どこか離れ小島でオラウンーターンと一緒に暮らしたがまし」と思うかもしれない。ただただ、僕が願うのは、受けがたき生をこの世に受けたのであれば、もっと大事に生を生きて欲しいと思うだけである。


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