ツッキーの戯言 人間の本性,ルーム係りは見た!
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その1
これは私が高校生の時の話である。 近所にスケベで有名なおっさんがいる。 このおっさん、自分は歌が上手いと思い込み、いつも大声で歌いながら 外をぶらついていた。
その日も学校に行かず、居間で昼寝の真っ最中の私。 すると、体中が急に動かなくなり、変な光景が見える・・・。
真っ暗な中におかっぱで着物を着た女の子が、まりを突きながら、なにか歌っている。 それは、とてもスローでエコーがかかっており、上手くその歌を聴く事が出来ない。 だんだんと恐怖が忍び寄ってくる。 汗をかき、息苦しくなり、女の子のシルエットが段々と大きくなってきた。
(誰か、誰か私を起こして!!!お願い、起こしてぇぇぇ!!)
と、声にならない悲鳴をあげていた!! その時、外からエロ親父の歌が聴こえてきたのだ!!
(おっさん!おっさん!聞こえんのかいな!!!おい!おっさん、 お願いや!起こして!お〜い!!ここや、ここ!!・・助けて〜!!
乳揉んでいいから〜!!)
金縛りが解けるまで、本気でそう思ってました。
その2 家には旦那だけだった。 私はお産の為、実家に帰っていたのだ。 旦那は犬と寂しい何日か過ごしていた時の話である。
その日もすでに午前様を回っていたらしく、「早く寝なきゃ」と思いつつ 床に着いたと聞いた。 布団に入ってどれくらいたっただろうか・・・。 なかなか眠れない。 やっとの思いで寝付いた、その瞬間!!!!
こらぁ!!!と大声&耳元で叫ばれたと言うのだ!!
旦那は叫ばれたと同時に「はいっ!」と元気に返事しながら飛び起き、あたりを見回すが誰もいない・・・
しかし、あまりに現実的だ・・・声もあんなに大きかったのに・・・ 不振に思った旦那は、とりあえず犬を呼んでみる事した。
「ちゃ、ちゃあ!ちゃあちゃん!」
すると居間からぱたぱたぱたと、尻尾を振る音だけが聞こえる。
うちの犬は誰か来たら思いっきり威嚇するタイプだ。 しかし、吠えていない・・・・やはり・・さっきのは・・・。
その3 この話は心霊現象ではない。本当にあった話である。
我が家の真横の「いなば倉庫」に50前後のおばさんが住んでいた。 このおばさん、若い頃に子供を捨て、男と駆け落ちしたらしい。 最近になり、男と別れたが、帰る家もなく、頼れる身内もなく、 親戚の倉庫に勝手に住みだしたらしいのだ。 色々なショックからか、行動や喋ることがおかしい。 目つきなど、殺意を感じさせる。
ある時、誰かが玄関のドアを酷く叩く! どんどん!!ドンドン!! もうガラスが割れそうだ!! 「誰ですか?!インターホンあるんだから御用があるならインターホンで おっしゃってください!!」 「お前のとこから、変な電波が出てんだよ!!やめろ!すぐやめろ!!」
それだけ言うと、その女は自分の住む、倉庫に帰っていった。
子供と倉庫の横を通り過ぎようもんなら、子供の顔を覗き込み、 「A,B,C,D,E,F,G・・・・」と、アルファベットを大声で言い出す始末。
私は怒り、女に言った。 「なんですか!子供に触らないでください!」 しかし、常識も何も通じない相手に喧嘩を売っても無謀だと、すぐに 実感させられた。
ある朝、まだ6時前にこの女、とんでもない事を大声で言い出したのだ!
紛れもない、本当の話です。 今回、あまりオチはないかも?
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