Y2さんは、上海出身の中一の女の子。ぐるりっとの教室で3ヶ月間日本語を学び、その後一旦上海に戻り一年後の去年の6月に再来日しました。現在大田区の中学校に通いながら週に一度来ています。 彼女は自分で学習パターンを組み立てることができます。今教室でやっている「国語学習」も何をどんな風にやりたいか自分から提案してきました。 通級し始めて半年、この学年末テストではクラスで最高の87点をマークしました。「すごいね!Yさん!」というスタッフのことばに、「たまたま見て行ったところが出たんです」といたって控えめな返答。 試験のために特別に何かをしたというよりは、日頃からこつこつ取り組んでいたことが実を結んだのです。「だからこそスゴイ!」 今、彼女を担当しているH先生共々最初に関わった者としても誇らしい気持ちです。でもこれを教える側の成果とするよりは、Yさんの資質と努力に由るとした方が妥当でしょう。 そうはいっても、一つの成功例として今後の「国語指導」の道が少し開けたような気にもなっています。 「国語の壁」って実際のところ何なのか・・改めて考えさせられています。
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