日本語ぐるりっと便り

2004年05月25日(火) 派遣指導  T

 ぐるりっとの新しい試みとして、この4月から学校への派遣指導を始めました。通常は個人1人が学校に出向いて日本語指導をするのですが、ぐるりっとの場合は複数が交代で1人の生徒を見るというもの。
ある小学校の校長先生がこの方法を絶賛(!?)してくださいました。「1人の子どもに3人(この子の場合)の大人が付くなんて何と贅沢な(!)。おかげでとても人(特に日本人)に慣れている(!)。しかも、指導者が一人のように連携がきちんと取れている(!)」と。
 前二者はそのはずです。モンゴルから来た1年生のB君は、入学する前に1ヶ月ほどぐるりっとの教室に通い、自分と同じ仲間と出会い「友達(の付き合い方?)慣れ」「クラス(風?)慣れ」「日本人(のおばさん・お姉さん)慣れ」しているのです。これは、現在中学校へ行っている中国出身のS君の場合も同じことがいえます。
 本人達はそれなりの覚悟で新しい環境に臨んでいるようで、それを確認しさらにサポートできるのもこちらとしては安心できて嬉しい事です。学校に出向いても互いに旧知の仲なので和やかに授業が進みます。先生方は皆さん「お陰で、指導がとても楽です」と言ってくださいます。
 今のところ良い事尽くめで、これを「ぐるりっと方式」としてきちんと確立し、多くの方々に紹介できたらと思っているところです。


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