< 合鍵は育て行く物でしょうか >
光の注がぬ、 隠れた奥底には。
決して。
他者が、 手を伸ばせぬ領域が、 存在するから。
想いを以て、 築き上げた秘密は。
妖しい光を、 帯びるのだろうか。
触れ、 応じ、 踊り、 悦び、 浸り。
研ぎ澄まされた、 其の感覚を。
目合わせる事で。
環境の介入を許さぬ、 二人の、 共通言語が。
育ち行くのかも知れない。
俺の、 脳裏に在る鍵と。
寸分違わぬ型の鍵が、 手元に、 贈られて来た事へ。
驚きと。
そして、 確かな手応えを、 感知する。
「パスワードは****!」 「要保存ね!」
二人で遊ぶ為の、 オンラインゲームに、 掛ける鍵が。
登録をした姫から、 贈られて来た。 |
2005年09月23日(金)
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2003年09月23日(火) 運命は他に在るのでしょうか
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