雲間の朝日に想うこと


< 偽りの返信でしょうか >


満ちて居た水海が、
翌日には完全に干上がり。


其の後、
其処にどれ程水を注ごうと。

全てが地に浸み込んで、
全く反応が無くなったから。




突然の環境の変化か。
突如の心変わりか。

何れにせよ、
自分の存在を消す理由を要したと、
自身に理解させた。





年明け早々に。

半年振りに突如届いた、
近況を欲する文。




満ちた潮が、
徐々に徐々に干潮へ向かったのなら。


流れの変化を思い、
此れ程の惑いを感知する事は、
無いのかも知れない。










あの子も見た事の在る、
俺の甥の事。

あの子と共通の友人が、
俺の街を訪れ、
一緒にあの子の話をした事。


素直な近況報告と。






貴女は恐らく、
元気な事。

俺の想いは、
恐らく破れた事。


話さぬ近況報告と。









 「今度はウチとデートね!」

 「へいへい。」





俺との交流を断つ故に、
文を絶った訳では無い事を知り、
安堵感に覆われつつ。

あの子が文を寄越した理由を、
何時に無く警戒して。








ほんの少し、
嘘を含んだ文を返した。




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References
 Oct.22 2003, 「何を残して消えたのですか」


2004年01月14日(水)


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History
2003年01月14日(火) 夢も形に出来ますか





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