雲間の朝日に想うこと


< 人を舐めてやしませんか >


友との旅行を優先した処で、
何の問題も無い。


例え先約を優先出来ない、
いや先約を優先しないとしても。

其れを俺が怒る事は、
そもそも筋違いの行為であり、
権利も義務も無いのだ。








 「怒ってる?」
 「会ってくれる?」


既に俺と交わしていた筈の約束を、
反故にしてしまった罪悪感と。

格好の息抜き相手であり、
良き相談相手から、
突き放されるかも知れないと言う恐怖感。


そして。

この程度の行為では、
決して嫌われないであろうと言う、
女の勘。







 「お茶した時にでも詳しく聞かせてよ。」

 「うん。会った時に詳しく話すね。」



過去に吐いてしまった言葉が、
俺と君と、
互いの記憶に在る以上。

会わないと言う選択肢を選んだ時点で、
確かに八方塞に陥るけれど。













でもな。









相手の行為一つ一つを、
観察し、
評価し、
順位付けて行くのは。

雌に限った事では無いと、
理解した方が良い。






雄は決して、
心の内を行動として表面化させないけれど。


2003年06月15日(日)


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