雲間の朝日に想うこと


< 想いが重なる事は無いのでしょうか >


同じ言葉を贈ったとしても、
響き方は人それぞれ。

同じ相手に贈ったとしても、
奏で方は時それぞれ。


貴女と俺もまた同じ。







心の奥底に響いて、
何時までも消えずに残る言葉。

頭の奥底に響いて、
何時でも蘇って来る言葉。


偶然の積み重ねが産み出した、
淡く儚く脆い奇跡。






 「欲しいよ・・・」





貴女を求める俺の吐息が、
貴女の奥底に響いた俺の姿。

貴女を欲する俺の欲情が、
貴女の奥底に残った俺との時間。





 「ずっとこうしてよう・・・」





果てた後の互いの余韻が、
俺の奥底に響いていた貴女の姿。

貴女の中で安らぐ感覚が、
俺の奥底に残っていた貴女との時間。











同じ時を過ごしたとしても、
同じ時は過ごせない。



もっともっと貴女に近づきたい。


2002年12月11日(水)


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