< もう少しだけ近づけませんか >
お前から初めて写真をもらった時は、 嬉しくて嬉しくて・・・
でも本当は辛かったっけ。
言葉と正反対の行動しかしないお前に、 俺は怒りをぶつけた。 我慢に我慢して必死になって説得して、 やっとお前は行動を起こした。
それを俺に見せる事がどんなに怖かったか、 それを思えば我慢はできる。
けれども、 逢えない俺にそれを見せる事がどんなに大切なのか・・・ きっとまだわかっていないだろう。
あの時と変わらないお前を感じる様で、 まだ辛さが残っている。
貴女は?
貴女とはもう既に逢った事はあるけれど、 やっぱり写真には特別な想いがある。
比較するのは良くない事だけれど、 あの時感じた辛い想いがぶり返して来て、 悲しくて視界がぼやけた。
ほんの数日前には、 手を伸ばせば届く程近くにあったはずの貴女・・・ だから余計にそれを感じてしまうのだろう。
目の前の画面に小さく現れて、 いくら手を伸ばしても触れる事ができない。 触れても変な虹模様が浮き出るだけ。
貴女にとってはたかが悪戯だけれども、 こんな小さい写真でも、 貴女の写真は俺の心を引き裂ける。
それはわかってくれたでしょうか? |
2001年11月29日(木)
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