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日記
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2003年10月06日(月) : なつかしドラマ『若葉のころ』

17時すぎ追伸部分を加筆しました + さらに追伸2加筆18.00頃さらにさらに加筆 20時半頃

日経エン○メを買ったら、新ドラマ『白い巨塔』の絡みで、歴代ライバルドラマの一覧とコメントがでていたんです。『振り返ればヤツがいる』、『あすなろ白書』、『踊る大捜査線』、『人生は上々だ』『池袋ウェストゲートパーク』などなど。

その中に『若葉のころ』もあったのでついつい、ビデオをひっぱりだして、『若葉のころ』をみちゃいました。

で、昨日半日かかって、剛さんの演技を意識しつつ、全話みなおしました。すごいわ、このときの剛。

第1話のメロンを盗む話。ラストの盗んだメロンを食べようとして、食べられず震えながら泣く剛。むじゃきな笑顔と貧乏に苦しんで負けるもんかな顔だけなら、なんとか出来ても、その後はじめて盗みを働いたことへのうしろめたい顔や、絶望の顔は、そんじょそこらの役者にはできません。

もちろん、前から好きな、甲斐の裏切りに気付いたときの、ブラックな表情に豹変する場面も秀逸。その後のブラックな剛さんはもうよだれもの。仮面をかぶっているかのような表情の変化に感動いたしました。

ほかにも全話びっくりする表情が満載ではあるんですが、今回特にびっくりしたのが、少年院での剛の演技。

同房の病人を助けるために、反省室送りになった剛さん。教官役の斉藤さんのセリフに対して、恐怖に見開かれていく目の演技、絶望の表情、そして、甲斐から送られた若葉に気付いて、さとりを開いたかのような穏やかな顔になるまで。こりゃあ、すごいわ。

そのうえ、少年院に入る前と後の剛さん、はっきり顔つきまで変わっている。髪型だけじゃない、意識して、笑顔や目の動き、声の出し方まで変わっている。恐れ入りました。

日経エンタのコメントは、光一さんFANには悪いけれど、剛さんの演技力が勝ってしまったおかげで、剛さんの引き立て役になってしまったというようなことが書いてありました。たしかに、光一さんの演技はあのころとても初々しくて、びっくりしたり、歩いたりの、普通の仕草が不自然で、かなりつらいものがありました。さらに、甲斐の初恋の相手の、担任の先生役の方も(名前は忘れた)みごとな、棒読みで、あの二人の場面だけ、まるで学芸会のようになってました。

でも、光一さんは、その後の未満都市では、ずいぶん演技が自然になって、うまくなったなあと思いましたよ。ただし、いまだに、びっくりするあの目をみひらく演技だけは…う〜ん、なんとかしようよ、光ちゃん。

で、もうひとつ、あのときの妹と弟役のふたりがすごいことに気付いた。とくに妹役の幸ちゃんのかわいいこと。泣かせる、泣かせる。この子は今どうしているんでしょうか?まさに天才子役でした。近況ご存知の方はぜひ教えてくださいな。

他にも、芸達者な宅間さんや、根津さんもいましたね。長男を事故で亡くした時の、宅間さんの演技にも鬼気迫るものがありました。酔っ払い根津さんも、地であんな人なのではないかと思えるほどのハマリ具合。小松さん脚本といえど、役者が、演技で脚本をひっぱっている感じがあります。もういちど、あんな剛さんを見てみたい。次のドラマは、大人になった剛が思う存分演技できるドラマがいいなあ。

ついでにオマケ、若葉のころのバスが紹介してあるページ見つけました。光一さん疲れ果ててます。


追伸
妹くん、さちのデータベースみつけました。ガッコの先生にも出ていたんだ。びっくり。まったくわからなかった。ぽっかぽかで「ちち〜はは〜」と叫んでいたのも彼女なのね。今日は帰ったらガッコの先生4話をチェックだわ。もう中学生なのねえ。

追伸2
ドラマの最初の部分の剛が読み上げる詩もどき。あれは萩尾望都さんの漫画『トーマの心臓』のトーマのひとりごとのパクリなのではないか?といまだに思っています。それも、中途半端なパクリ。剛が読んでいるからいいものの、毎度出てくるたびにう〜ん、もうちょっとなんとかならんかったかなあ、と思います。狙いはわかるんだけれど…。勘違いだったらごめんなさい。小○さん。

トーマの心臓 冒頭の文を引用します。こんな感じです。

ぼくは ほぼ半年のあいだずっと考え続けていた
ぼくの生と死と それからひとりの友人について(以下略)




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