honey-cの日記...honey-c

 

 

才能は先天性か後天性か - 2009年07月03日(金)

うちにはおもちゃのピアノがあります。
おもちゃなので、鍵盤に数字がかいてあり、ボタンを押すと
鍵盤が光って曲を演奏してくれます。

このピアノで曲を弾きたいと、次女が教えてくれと言いました。
なので、鍵盤に書いてある数字を見ながら、一番簡単な
キラキラ星を演奏して、教えました。
何回も、何回も、何回も。。。。教えても当然出来ない訳で。

こうやって教える親の方も、時間かけてゆっくりと忍耐強く
教えていかなあかんねんな、と思ってたら
じっと横で一部始終を見ていた長女が
一発で全部綺麗に演奏した。。。。。びっくりした。

何回、やり方を聞いても、練習しても出来ない次女。
見てるだけで一回でできる長女。
こういうの、才能って言うのでしょうか。
持ってうまれた向き、不向きってあるんですよね、きっと。


私は7〜8歳から水泳をはじめました。
あれよあれよという間にスイミングクラブでの過程を
全部終了してしまい、卒業後は選手クラスという
全国大会へ行ったり、オリンピック選手を作り出すクラスへ入りました。

それはそれは過酷なクラスで、月〜金曜まで毎日3時間。
泳ぐ前から筋トレ。泳ぐときには筋力をつけるため、手のひらに
水かきのようなものをはめさせられて泳ぐ。(これが大変。。。)

週末は試合、もしくはプールで遊ぶ。
髪の毛は色が抜けてまっ茶色

練習がきつくてきつくて、プールの中で吐くほど。そして
自力でプールサイドへ上がれなくなり、何度引き抜いてもらった
ことか分かりません。

それでも私は上達しなかったのです。
1秒の壁が厚すぎて、なかなかタイムが縮まらない。

同じ量だけ練習している人でも、どんどんタイムが縮まる選手も
いっぱい居ます。
私は、頑張っても頑張っても上へはいけません。

その時、わたくし12歳。
「あぁ、才能ってのは先天性の物であって、私のように
水泳の才能がないものはいくら努力しても、この壁を乗り越えることが
出来ないんだな」と悟りました。

その後、体を壊してしばらくの間歩けなくなり、水泳を一切止め、
学校の授業のプールもほとんど全部休んで、外で水着を着ることは
ほとんどなくなりました。
もう、水に入るのが本当に嫌だったのです。

なので、自分の子供には、たくさんのことを経験させて
したいことを、好きなことを見つけてほしい。
そして楽しんでほしいと思ってます。

今回のこのピアノのことは、ほんと興味深かったです。

ピアノが向いているであろう長女本人は、
平均台やトランポリンがどうしてもしたいと懇願し、
ピアノが不向きだろうと思われる次女は、
ピアノがしたいと言ってます。
あぁ、世の中うまく行かないのね。



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