魔法の手。ちっとも苦しくない - 2004年12月19日(日) この気持ちを共有してくれるのは、わたしの周りにはあなた一人だということはわかってたよ。 「人生に絶望を感じる瞬間だよね」、本当に、言ってる本人たちにとってはちっとも大袈裟じゃないんだよね。 わかってくれなくてもいい、せめて頑張ってねと言ってもらえたら、それだけでいいのに、そんな小さな希望すら打ち砕かれたときの気持ち。苦しいよね。 (そんな相手と人生を一緒に過ごしていくことは、たとえどんなに頼まれたって、あなたには無理な相談だよ。自分でわかってるはずだよね。) あなたはあなたのやり方で、わたしはわたしのやり方で、互いを忘れなければそれでいい。 本当はそれだけのことのはずなのに、どうして不安に思ったりするんだろう。 会いたいときに会えないのが心底つらいということと、そのつらさは何ものによっても埋められないことを知っているのに、何かで埋めようとしてしまう弱い自分たちを知っているから、なのかなあ。 たまには嫉妬もするだろうし、現実的な意味でまったく気にならないと言ったら嘘になるだろう。 でも、本当におもっているなら、本当のところでは気にしないはずなんだけどね。 わたしじゃなくても、誰でも。 この間柄にまったくの冗談は存在しないって思っていて、あなたもそれを知っているはずだから、欠片を見せられると信じてしまうんだよね。 間違わない自信はあるけれど、信じてしまうから、脆さはないけれど危うさがあるんだよ。この危うさが、なかなかなくならない。少なくとももうしばらくは、抱えていくしかないんだろうね。いや、それが意外に苦しくないんだ… どこかの誰かさんふうに言えば、そんなに頭がいいのに、どうしてこんな簡単なことが見えないのか、って言い方になるけれど。 でもこれは、もう本当の最初のところから自分で気が付かないと意味がないから、その誰かさんみたいに本人に告げるようなことは、わたしはしないよ。 言われてどう思うかも、自分がよく知ってるしね。 それに、あなたに必要なのはそんな言葉じゃないから。 まったく信じがたい話だろうけど、これでもあなたに対してはずいぶん素直に言えてるほうなんだから、笑っちゃうよ。性質の悪い話だよね、ほんと。でも、「かわいくない自分」に嫌気が差すことが少ないのは、あなたの切り返しに救われているからなんだよね。うーん。これは、言えないなあ。笑。 -
|
|