天邪鬼だから、 - 2004年12月17日(金) 卒業できなくてもいい、と思えてくる。 今の大学、というよりは今の学部に入ったこと、進路を転換したことから、母親とはあまりうまくいっていないと言っていい。 この大学に入ったから何とか許されたようなものだと思う。 仲が悪いとか話もしたくないというわけではないが、このひとは結局わたしのことを理解してくれてはいないんだな、と思うことが多い。 それでも親だから、理解してほしいし、それがだめならせめて口うるさくしないでほしいが、それは無理な相談らしい。 親になって初めて親の気持ちがわかると言うから、たぶんわたしには彼女の気持ちはわかっていないのだろうし、親になったら、今こう思っていることを悔いるのかもしれない。けれど、少なくとも今はやはり、彼女が思っているほどには、わたしは彼女のことが好きではない。 親だから、大事なことには違いないが、好きではない。 他所の家の子が、高校からは学校にも行かず、それでも今は手に職をつけて、立派に自活して生きていっていることを「すごい」と彼女は言うが、もしもわたしがそうしたとして、彼女がそれをすんなり受け入れたとは、到底思えない。 わたしが、もしかしたら二年で卒業できないかもしれないと口にした、たったそれだけで、理由も訊かずに鋭く非難した彼女に、いろいろ迷っていることも、休学したいと相談することもさせてもらえなかった彼女に、「就職して身体を壊すほど働かなくてもいい、いつでも帰ってきなさい」と言われても、 やはりあそこには、絶対に、帰りたくない。 卒業できなかったら何が困るのか? 世間に顔向けできないからだそうだ。 親だから、大事なことには違いない。 でも、サークルに入ったからまともに生きてきたようなものなのに、それを早く辞めろとか、きちんと卒業できなかったらわたしが困るのよとか言われるのは、やはり傷つくのだ。それも、予想以上に。 -
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